フェス批判受けZeebraが謝罪投稿 – BLOGOS しらべる部

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愛知県国際展示場「Aichi Sky Expo」(愛知県常滑市)の野外特設ステージで29日に開催された音楽フェス「NAMIMONOGATARI2021 the next world story」(以下、「NAMIMONOGATARI」)で観客同士がソーシャルディスタンスを保てない密な状況になり、マスクをしないで大声を出しているとみられる写真や動画がSNSにアップされ批判を浴びている。同フェスに出演したアーティストのZeebraは30日、Twitter上で「ヒップホップシーンを牽引する立場として責任を感じてます。誠に申し訳ありませんでした」と謝罪した。

声出し煽るアーティストも 感染リスクに批判集中

NAMIMONOGATARI公式サイト

29日に開催された「NAMIMONOGATARI」は2005年に始まったヒップホップの音楽フェス。14回目となる今回は46組のアーティストら(MC含む)が出演したとみられる(公式ホームページ発表)。

NAMIMONOGATARI公式サイト

公式ホームページの「新型コロナウイルス感染予防対策について」という項目では、「来場の際はマスクを持参の上、会場内は必ず着用をお願いいたします」「会場内ではソーシャルディスタンス(※1メートルを目安)を徹底し密を避けるようお願いいたします」「公演中は歓声、声援などで大声を出さないようお願いいたします」などと呼びかけていた。

しかし実際に公演が行われた29日の様子として、会場内で観客がソーシャルディスタンスを保たない密な環境で、大声を出しているとみられる動画が多数SNS上に投稿された。

動画からは、マスクを着用していない状態のまま声を出す観客の姿が確認できたほか、出演アーティストが客席に向かって声を出すように煽っているような様子もみられた。これを受けてSNS上では、「フジロックより酷い」「ヒップホップのイメージが悪くなる」などと批判の声が集中した。

Zeebraが謝罪「県のルールに則っていると聞いていた」

出演したZeebraは30日11時ごろに「県のルールに則ってると聞いていたので出演しましたが、開けてみたら危険な状況でした」とTwitter上に投稿し、会場では消毒やマスク着用を徹底するよう促したと説明した。一方で、国民に多大な迷惑をかけたとして「ヒップホップシーンを牽引する立場として責任を感じてます。誠に申し訳ありませんでした」と謝罪した。

Zeebraの投稿に対しては、「言い訳にすぎない」「謝罪の前に辞退すべきだった」と厳しい反応が寄せられている。

緊急事態宣言下の愛知県 医療ひっ迫は深刻

愛知県は8日から緊急事態宣言が発令されており、大規模イベントは、参加人数の上限は5000人以下、屋内では、収容定員の50%以下で、屋外では「人と人との距離を十分に確保すること(できるだけ2m)」とされている。

愛知県の医療提供体制のひっ迫具合は、厚生労働省が発表するデータによると、24日時点で療養者数が病床の160.1%(前週比79.8ポイント上昇)となっており、予断を許さない状況が続いている。

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