株式会社バカンは、トイレ向け混雑可視化IoTサービス「VACAN Throne(バカン スローン)」および「VACAN AirKnock(エアーノック)」を、渋谷区、新宿区、豊島区のファミリーマート130店舗に7月12日より順次提供すると発表した。
VACAN Throneは手のひらに収まるサイズのセンサーによりトイレの入退室を検知。これによって個室の空き状況をリアルタイムに可視化できるサービスだ。検知した入退室の情報はデジタルサイネージやウェブサイト、アプリなどを介し、空室情報サービスなどとして利用される。なお、利用者の個人情報を取得することは一切ないという。
VACAN AirKnockは、個室の壁面に設置したタブレットに混雑状況や利用時間を表示するほか、広告の配信も可能。これらの仕組みにより、長時間の個室利用を通知し、急病人などの発生を早期に把握可能になる。長時間に及ぶ個室の利用を抑止する効果もあり、導入したオフィスでは、1個室あたり1日で45分のトイレ利用時間の削減効果が確認されているという。