Twitterの認証バッジをbotアカウントが取得していた事例が外部からの指摘によって発覚し、波紋を呼んでいる。
企業・団体や専門家などの公式アカウントの証であるTwitterのブルーの認証バッジは、長期の受付中断を経て今年5月にようやく再開された。すでに多くの公式アカウントが新たに認証バッジを取得し、Twitter上には喜びの声が多数見られるが、そんな中で今回発覚したのが、新たに認証を取得した6つのTwitterアカウントが、botの疑いが濃厚というもの。これらのアカウントはいずれも今年6月に作成されたばかりで、1000人程度のフォロワーの顔ぶれはほぼ同じ、架空の人物画像を生成するサービスで出力された写真を用いているなどの共通項があるという。Twitter社は認証に不備があったことを認めたうえで該当のアカウントを凍結、認証バッジもすでに削除されている。なお、今回のbotアカウントについて、認証バッジ付与までの日数が異常に速かったことから、現在は地域ごとに行われている審査に、賄賂などの不正があったのではないかと指摘する声もある。