鳥取県の1位は今年初出店のあのチェーン…!? 「2021年都道府県別Google検索ランキング」発表　話題の映画のタイトルが、舞台になった県の1位に

　グーグル合同会社は9日、「2021年Google検索ランキング」を発表した。1年を通じて検索数が昨年と比較して急上昇したワード（急上昇ランキング）のほか、「話題の人」「スポーツ選手」「オリンピック競技」「パラリンピック競技」「映画」「ドラマ」「ゲーム」の各種カテゴリ別のランキングも公開している。

　また、「2021年都道府県別Google検索ランキング」もとりまとめている。集計期間は2021年1月1日～11月21日。

オリンピック関連と人気

　急上昇ランキングの1位は「東京2020オリンピック」。2位は、今年日本人として初めてアメリカンリーグ最優秀選手賞（MVP）を受賞した「大谷翔平」となった。3位から6位の「東京リベンジャーズ」「モンスターハンターライズ」「呪術廻戦」「ウマ娘 プリティーダービー」は今年流行した漫画やアニメ、ゲームのタイトル。特に「東京リベンジャーズ（正式な作品タイトルは『東京卍リベンジャーズ』）」は、テレビアニメ、実写映画、舞台と、多方面に展開して人気を博した。

　そのほかでは、8位と9位に「小松奈々」「夏目三久」がランクイン。両者は今年結婚し、話題となった。10位の「小山田圭吾」はオリンピックと関連した辞任騒動が影響した。

都道府県別では選挙関連ワードが頻出、地域限定旅行キャンペーンも目立つ

　都道府県別ランキングでは、都道府県名と一緒に検索された急上昇ワードを、各都道府県につき5位までピックアップしている。それぞれの地域について、今年どんなことが話題になったかが分かるという。

　例年、その地域で発生した事件・事故あるいは開催されたイベントなどに関するワードがランクインする。例えば、関東および東北地方を中心に7県で「停電」がランクインした。2月13日に福島県沖で発生した地震の影響で、関東と東北で大規模停電が発生したが、これが影響しているとみられる。また、「都議選」「県知事選挙」「市長選挙」など選挙にまつわるワードも数多くランクインした。

　新型コロナウイルスの影響を受けて各地で実施された旅行キャンペーンに関するキーワードも目立つ。例えば、岩手県の「いわて旅応援プロジェクト」や福井県の「ふくいでお得キャンペーン」などがランクインしている。

　このほか、高知県では、同県を舞台とした映画「竜とそばかすの姫」が1位を獲得している。また、岡山県では「一蘭」が、鳥取県では「ドミノピザ」が1位になっているが、これらは、それぞれ2021年に同県に初出店している。