【衝撃花火】「飛んだくまこさん」に火をつけたら爆発後にクマが夏空に吸い込まれていったでござる

夏の夜空に咲く花火は最高にロマンチックだが、青空に向かって放つ「昼間用打上花火」も意外と負けていない。むしろ夜よりドラマチックかも……というのも、先日ネットで購入した『飛んだくまこさん』という名の “昼用花火” があまりにも衝撃的だったのだ。

てか、花火に「昼用」と「夜用」があんのかよ。と、自宅に届いた花火を見ながら軽く衝撃を受けた後、言われたとおり真っ昼間に火をつけてみたら……ああ、なるほどね。これ夜だったら確実に泣いてたな。

太陽ギラギラ、セミも本気で大合唱……死ぬほどアチィィィィイイ！　そんな昼間に花火である。くり返しになるが、1072円で購入した『飛んだくまこさん』は「昼間用打上花火」だ。明るいうちに発射しなければならない。

裏にもしっかり「昼花火」と書いてある。わかった、どうしても昼なんだな。おそらく商品名のとおり「くまこさん（クマのぬいぐるみ）」が発射されるのだろう。すなわちパラシュート花火の進化版……ただ、ぬいぐるみを飛ばすとなるとかなり強力なパワーが必要なはず。

それでは、照りつける太陽の下でセッティング開始。平らな地面に真っ直ぐ立ててから、発射時に倒れないよう石を置いてしっかり固定するぞ。爆発的なパワーに耐えられる強固な発射台にしなければならない。勝負は1回きり。慎重に。

なお、説明によると「かわいいぬいぐるみが約10メートル打ち上がる」らしい。やはりな。ナメた気持ちで火をつけたら、こっちに向かって飛んでくるかも。それだけは勘弁してくれ。このクソ暑い中、ぬいぐるみが真正面から飛んでくるのは辛い。

ガチガチに固定して……

点火。

ジジジジジ……

……………………

ドゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンン

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

想像以上に大砲だった……

夏空に吸い込まれていく人形。

花火というより大爆発によって空高く打ち上げられた人形は、そのまま地面にドサッと落下した。すぐ近くにフタが落ちていて……

で、これも部品か……

あ……

まさか……

………………

事故現場かよ。

かわいいけども。

──なるほど。これが「夜間打上」だったら数十人体制でのぬいぐるみ捜索活動となっていただろう。爆発で吹っ飛んで空高くから落下するクマのぬいぐるみ……引くくらい衝撃的だったぞ。もし遊ぶ機会があれば、お願いだからクマが地面に落下する前にキャッチしてほしい。