コネクテッドロボティクスは8月4日、ソフトクリームロボットの新モデルを8月5日より発売すると発表した。
同社は、2020年10月に東京都ものづくりベンチャー育成事業に採択されており、注文から商品提供までのプロセスを非接触で行うサービスとして、ソフトクリームロボットの量産化を進めてきたという。
新モデルでは、オーダーに応じて、ソフトクリームを巻いて提供するまでのプロセスを自動化。コミカルな声と動きで来店客を楽しませ、指定の巻き数できれいなソフトクリームを作れるという。生産能力は、133個/時間(1個あたり27秒)。
また、新モデルでは注文用タッチパネルを利用者側に置くことにも対応。ソフトクリームサーバーの位置に対して、左右どちら側でもロボットを配置できるようにもなり、さまざまな店舗・場面に対応できるように改良されている。
なお、従来は1パターンの設置レイアウトのみだったが、新モデルでは14パターンのレイアウトに対応した。設置の自由度が増したことで、ビュッフェ形式の店舗などでも提供可能となっている。
加えて、非接触で提供できるコーンの自動供給機(コーンディスペンサー)もオプションとして販売を開始するという。
これまでは、都度スタッフがコーンをロボットにセットする必要があったが、25個のコーンがセットできるコーンディスペンサーによって、ソフトクリームミックスやコーンの補充だけで、ソフトクリームの提供が可能となった。
同社では、新モデルの発売によって、慢性的な人手不足と新型コロナウイルス感染予防対策における課題の解決に貢献していくとしている。