三井不動産は5月11日、柏の葉スマートシティにあるイノベーション拠点「KOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ)」において、新産業創造を牽引するスタートアップの成長支援を目的とした「KOIL STARTUP PROGRAM 2022」の募集を開始した。
「KOIL STARTUP PROGRAM 2022」
本プログラムは、KOILの1年間無料利用と、スタートアップの事業成長支援をパッケージ化することで、事業の初期段階で必要な環境を提供し、成長を後押しするもの。
選考ののち参加するスタートアップは、多様な企業や個人が集まるKOILのコワーキングスペース「KOILパーク」の使い放題プランを、7月2日から2023年6月30日までの1年間、無料で利用可能となる。
さらに、事業を推進するために必要な基礎的知識の習得や、自社のビジネスモデル・ビジネスプランの骨子を実践的に構築するセミナーを受講し、その後5カ月間にわたる個別メンタリングを受けることで、事業を徹底して作り込む機会を得ることができる。
応募は「KOILスタートアッププログラム 掲載サイト」より応募フォームをダウンロードし、記入のうえ事務局にメールで送付する。応募締め切りは6月10日23時59分必着。
応募資格は、技術活用した事業を推進するスタートアップ(法人・法人登記予定のある個人を含む)で、アーリー期にある企業、かつプログラムの全工程に参加できること。事業分野は問わない。
選考は、応募者の検討するビジネスの市場性、競争優位性、実現性、三井不動産との親和性、プログラム参加に対する姿勢などを総合的に判断し、決定するとしている。
柏の葉スマートシティは、柏の葉キャンパス駅を中心とする柏の葉エリアにおいて、公・民・学の連携により、「環境共生」「健康長寿」「新産業創造」の3つのテーマで課題解決型の街づくりを推進しており、駅の半径2キロ圏内には、東京大学や千葉大学をはじめとする研究機関が集まる。