いまやすっかり一般的になったUSB経由での充電。最近はスマホなどの小型デバイスはもちろん、ノートPCやディスプレイまでも、USB経由での充電や給電が行なえるようになりつつある。自宅で使っている電源タップの口を埋めているのが、よく見るとUSB充電器ばかりというケースもあるはずだ。
こうした場合、あらかじめUSBポートを搭載した電源タップを用意すれば、USB充電器を別途用意することなく、充電が直接行なえるので便利だ。最近の電源タップはUSB Type-Cポートを搭載した製品も増えつつあり、その中にはUSB PD(USB Power Delivery)に対応した製品もある。これらであれば、スマホやノートPCを急速充電することもできてしまう。
今回は、そうしたUSBポート搭載の電源タップについて、形状や用途の違いを踏まえつつ、おすすめの製品を紹介する。カラーバリエーションやケーブル長違いの製品が存在する場合も多いので、購入にあたってはメーカーサイトも参照してほしい。なお価格はAmazonにおける2022年4月18日現在の実売価格を掲載している。
エレコム「ECT-0415WH」
コンセント数は控えめで、USBポート数の多さを重視した電源タップ。USBポートがケーブル側に、コンセントが先端側に配置されているのも珍しい。ほこり防止シャッターを搭載するほか、180度回転するプラグはトラッキング防止仕様。USBは合計3.4Aまで対応。
プリンストン「PPS-UTAP6BBK」
コンセント、USBポートの搭載数はそれぞれ3つと口の数は決して多くないが、左右90度回転するコンセントを採用しており、ACアダプタを接続しても左右の口に干渉しにくいのが利点。またプラグ側も180度回転する仕様で設置しやすい。USBは合計5.1Aまで対応。
サンワサプライ「TAP-B103U-2WN」
3つの面にそれぞれ3口ずつ、計9口ものコンセントを搭載し、さらに先端にはUSBポート2基を搭載するなど、ボディサイズに比してポート数が豊富な電源タップ。雷ガード、集中スイッチも搭載する。USBは合計3.4Aまで対応。
エレコム「ECT-2025BK」
50cmを超える長いボディに、10口のコンセント、さらに最大20WのUSB PDに対応したUSB Type-Cポートを含む2つのUSBポートを搭載した電源タップ。壁掛け可能な脚パーツは据置時には転倒防止の役割も果たす。USB(Type-C除く)は2.4Aまで対応。USB×4ポートモデルも存在する。
トップランド「TPD1-WT」
コンセントに直差しする電源タップ。小柄なボディながら3口のコンセントを搭載し、かつ最大出力18WのUSB PD給電に対応したUSB Type-Cポートも搭載する。本体のプラグは180度回転して収納できるので、持ち歩きにも適している。USB(Type-C除く)は2.4Aまで対応。
Hamee「humor handy Plus」
ケーブルを筐体に巻きつけて収納できるポータブルタイプの電源タップ。外観が似たモデルが複数メーカーから発売されているが、最大30WのUSB PD給電に対応したUSB Type-Cポートを備えるモデルは希少。USB(Type-C除く)は合計2.4Aまで対応。カラーバリエーションも豊富。
アンカー「Anker 516 Power Strip」
卓上での利用を想定した設計の電源タップで、貼り付けて固定するための両面テープが付属する。コンセントを含む全ポートが上面に配置されており、最大30WのUSB PD給電に対応したUSB Type-Cポートを搭載する。USB(Type-C除く)は合計2.4Aまで対応。
エレコム「ECT-2220BK」
4方向からプラグを差し込めるタワー型の電源タップ。USB Type-Cポート×2を搭載し、1ポート利用時には最大45WのUSB PD給電に対応する。雷ガードやほこりシャッターも搭載。USB(Type-C除く)は合計2.4Aまで対応。コンセント数を8口に減らしたモデルも用意される。
サンワサプライ「TAP-B105U-3BK」
クランプでデスク天板に固定できる電源タップで、ケーブルが抜き差ししやすいようポート面が傾斜しているのが特徴。コンセントは前方に2つ、後方に2つと分かれて搭載されており、側面には集中スイッチも搭載している。USBは合計2.4Aまで対応。
Meross「MSS425FJP」
スマホからの操作に加えて、AlexaやGoogle Home、HomeKitを経由した音声による操作にも対応したスマート電源タップ。コンセント口とUSBポート、それぞれを個別にコントロールできるほか、本体ボタンを使っての一括オン・オフにも対応している。USBは合計4.0Aまで対応。
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