株式会社東芝および東芝デバイス&ストレージ株式会社は株主/投資家向けイベントにおいて、データセンター向けHDD製品のロードマップを公開し、2023会計年度までに容量30TBのニアライン向けHDDを投入する予定であると発表した。
独自のFC-MAMR(Flux Control-Microwave Assisted Magnetic Recording)やMAS-MAMR(Microwave Assisted Magnetic Recording)、およびディスクスタッキング技術を活用し、2023会計年度にはニアライン向けの容量30TB HDDを投入する予定。その後も継続的な大容量化を進め、2025会計年度には35TB、2026会計年度以降には40TB超も見据える。
同社では、マイクロ波を利用した記録方式となるMAMRの研究開発を進めており、2021年にFC-MAMRを採用した18TB HDDを製品化。同年12月には、記録密度をさらに向上できるMAS-MAMRを利用し、HDD記録能力改善の実証に成功したと発表していた。
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