コンビニ飯は美味い! 以前にも増して美味くなっているのは気のせいだろうか? いや、気のせいではない! 日々進化して次から次へと良い商品が登場している。
とくにチルド商品の進化はハンパない! 温めるだけで手間もいらずに片づけるのも楽だ。なおかつ美味い!
そんなチルド商品のなかでも人気の高いビーフシチューをセブン・ローソン・ファミマで食べ比べてみた。価格も内容量もほとんど同じ。はたして味に大きな違いはあるのか?
・3社のビーフシチューを食べ比べ
前回3社の冷凍ピザの比較を行った。今回はそれに続いてビーフシチューの食べ比べである。
ビーフシチューを選んだのには理由があって、セブン公式サイト「セブンプレミアム向上委員会」で、チルド総菜の人気1位がビーフシチューだったからである。
ビーフシチューは数多くのチルド総菜のなかで「いいね(ハートマーク)」がもっとも多く(2021年11月末現在543)、2位の「タコスミート」に倍近い差をつけている。
そんなに美味いなら食べてみたい。そしてローソン・ファミマとの味の違いをたしかめてみたいと思い、比較することになった
購入商品は次のとおり。
セブンイレブン 金のビーフシチュー 230g 税込397円
ローソン プレミアムビーフシチュー 230g 税込399円
ファミリーマート 濃厚ビーフシチュー 225g 税込398円
3つとも湯せん可能なので、鍋に湯を沸かしてその中に入れ7~9分加熱して完成。本当に手間いらずで助かるな~。
・どこが1番美味い?
価格も量もほぼ同じ。一緒に加熱しているので、時間差による味の違いもないに等しい。では、食べ比べた正直な感想をランキング形式で紹介しよう。
第3位は……。
ローソン プレミアムビーフシチュー!
3日かけて煮込んだデミグラスソースと、赤ワインを使ったブラウンルウを使用しているという商品なのだが、3つの中で1番甘かった。その甘さがややくどくて口の中が重くなる。
色づけと甘味としてカラメルを加えているみたいなんだけど、それが甘いんだよなあ。もしかしたらパンと一緒に食べると美味しいのかもしれない。
お肉は美味しいんだけどシチューの甘さがやや強く、肉の美味しさがぼやけてしまっていた。甘いシチュー派の人なら堪らないかも。
第2位は……。
セブン 金のビーフシチュー!
安定のセブンイレブン。味の決め手になっているデミグラスソースは7日以上かけて肉と野菜を煮込んでいるそうだ。そのため口当たりがとてもまろやかで、野菜の柔らかい甘さを感じられる。
じっくり時間をかけて作っているので、味に雑味がなくスッキリとしていてキレがある。ひと口食べれば「手間をかけてるなあ~」と実感できるはずだ。
第1位は……。
ファミマ 濃厚ビーフシチュー!
1位と2位はほぼ同列と考えていい。セブンとファミマのどっちを1位にするか迷ったが、私(佐藤)の好みでファミマを1位とさせてもらった。
こちらもデミグラスソースをしっかりと作っており、赤ワインの旨味がきいている。酸味のあるアンチョビやケッパーを加えることで、少し大人の味に仕上がっている。
「セブンがキレ」なら「ファミマはコク」のある味。深みのある方が好みならファミマのビーフシチューはオススメだ。
同じ値段で同じ量だが、3社それぞれに特徴と個性が感じられた。これから寒い日が続くので、あったかいシチューを食べる時に参考にして欲しい。