インターネットの技術者などを対象にした恒例のイベント「Internet Week 2021」が11月26日までオンラインで開催されている。16日~18日にハンズオンを実施したのに引き続き、19日にカンファレンスがスタートした。
今年のテーマは「明日のカタチ」となっており、カンファレンスで予定されているプログラムの数は33、総時間37時間以上に上る。参加費5000円で、これらカンファレンスの全プログラムを聴講可能。参加申し込みは最終日26日の13時まで、同イベントの公式サイトで受け付けている(決済はクレジットカードのみ)。主催は、一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)。
デジタル庁にインターネット遺伝子を開花させる――江崎浩氏が基調講演
カンファレンス初日の19日には、「デジタル庁が進める“明日のカタチ”~Internet Weekの開会に寄せて~」と題して、デジタル庁Chief ArchitectでJPNIC副理事長の江崎浩氏によるInternet Weekの25周年基調講演が配信された。
「ご存じの通りデジタル庁には、『誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化を。』をキーワードに、デジタルをより多くの人が、さまざまな場面で活用することを促進し、それにより、よりよい社会を作っていくミッションがある。そのためにさまざまな施策を打つのだが、その手法は、
- 小さく着手して素早く大きく(Small Start Scale Fast)
- P2P型で交流・連携可能としよう
- 新サービス・新市場を開拓していこう
など、まさにインターネットの遺伝子がそのまま、デジタル庁に来たかたちであり、デジタル庁にインターネット遺伝子を開花させるというのが、デジタル庁の大方針の1つだ。もちろん『明日のカタチ』をつくるのは、デジタル庁だけでやっていくということではない。Internet Weekに参加している皆さんとともに『明日のカタチ』を作っていきたい。」
このほか19日は、Internet Weekで恒例の「DNS DAY」において、DNSに関するプログラムを集中的に実施。夜には、日本DNSオペレーターズグループによるBoFも予定されている。
来週22日・24日・25日・26日に予定されているプログラムは以下の通り。最終日26日の夜には「Internet Week 25周年記念パーティー」も行なわれる。各セッションの詳細は、Internet Week公式サイトを参照のこと。そのほか、JPNICの公式ブログで、Internet Week 2021の見所を紹介する記事も掲載中だ。
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