2021年9月2日に行なわれたサッカー・カタールW杯のアジア最終予選初戦、日本はオマーンに0-1で敗れた。ネット上では、敗戦直後の選手らに対し核心に切り込んだ元日本代表・内田篤人さんが、話題を集めている。
「本来なら結果がついてきてインタビューしたいので」
内田さんは、試合を生中継していたテレビ朝日のインタビュアーとして敗戦直後の選手らに対し質問をした。
現在の日本代表チームの主将であり、かつて代表として内田さんとともに戦った吉田麻也選手には、厳しい口調で「お疲れ様です。0-1という結果ですけど、どう感じてますか」と問いかけた。
吉田選手は一瞬答えに窮したような表情を見せ、「負けるべくして負けたなと思います」と言葉を絞り出した。「テンポも良くなかったですし……コンビネーションも良くなかったですし……全然良くなかったと思います」と振り返った。
内田さんはさらに「結果としてはこうなりましたけども。次の戦いに向けて、どういうところを変えていきたいですか?」と切り込んだ。
吉田選手は考えつつ、「まずはもっともっと、インテンシティー(プレーの激しさなど)を上げなきゃいけないですし、思い切ってプレーしなきゃいけないですし。次は必ず勝ち点3取らなければ行けない状況になったので、まずはいいリカバリーをして、次に備えなければいけないなと思います」と修正点を分析した。
内田さんが「本来なら結果がついてきてインタビューしたいので、次はぜひ、勝ってください」と呼びかけると、吉田選手は「まぁ、あのー……」と言葉を探しながら汗を拭う仕草を見せ、「はい。頑張ります」と答えた。