東急不動産と東急リゾーツ&ステイ、およびLMCUは12月20日、東急リゾーツ&ステイのホテルタングラム(タングラム)に、LMCUの無人決済システムを活用した、レジレス完全無人売店「タングラムスマートストア(24H レジレスコンビニ)」を導入すると発表した。同店は12月24日にオープンする。
レジレス完全無人売店
タングラムは、長野県北部の斑尾山にある、スキー場併設型の高原リゾートホテル。温泉大浴場には露天風呂やサウナを完備し、客室は全室40平米以上で、洋室、和室、和洋室、80平米以上の特別室に加え、ペットと泊まれるペット対応ルームや、自転車と泊まれる自転車ルームなども備える。
これまで、売店の営業にはスタッフを配置し、20時以降や早朝は営業時間外としていた。今回、「深夜や早朝にも売店を利用したい」という宿泊客の要望を受け、東急不動産、東急リゾーツ&ステイ、LMCUの3社協業で、タングラムのエントランス棟2階に、レジレス完全無人売店を新設した。
タングラムスマートストアを利用するには、あらかじめ「LINE」からQRコードを読み込み、友達登録をした後、クレジットカードを登録して入店用QRコードを発行する。
「LINE」からQRコードを読み込む
ゲートに入店用QRコードをかざして入店し、欲しい商品を手に取る、あるいはバッグに入れ、そのままゲートを出れば決済が完了する仕組みだ。入店から退店まで、一切精算の手間なく購買することができる。
これにより、宿泊客は24時間の売店利用が可能となり、ホテル側は省人化によるコスト削減と、生産性の向上が期待できる。なお、3社によると、ホテル業界においてレジ精算が不要な完全無人売店を導入するのは、日本初の取り組み。