ドット絵っていいよなぁ……。滑らかな線で描かれた絵とはまた違った独特の雰囲気を醸し出していて、どこか懐かしくエモい気持ちになってしまう。
シンプルなドット絵は描くのも簡単そうに見えるけれど、いざやってみるとこれが意外と大変。綺麗に仕上げるには小さな正方形をちまちま量産しなくてはならず、かなりの根気が必要だ。
実は過去に何度か挑戦したことがあるのだが、「私は一体何をやっているんだ……」という半端ない虚無感に襲われて途中で諦めた。
そんな普通の絵とは全く違うセンスが必要とされるドット絵を、誰でも簡単に描けるペンが発売された。一体どんな仕組みなんだ? と思ったら……そ、その手があったか~!!
・dot e pen
こちらがサンスター文具から販売されている「四角マーカー dot e pen(ドット絵ペン)」。
今回購入した寒色中心の「4本セットB」の他、暖色中心の「4本セットA」もあるぞ。(ともに税込880円)もちろん単品で全16色のなかから好きな色だけを購入することもできる。
一見何の変哲もないかわいいマーカーだけど、キャップを外してみると……
ペン先が四角い!! これをスタンプのようにぽんぽんと紙に押していくと……
それはもう綺麗なドットが打てる。なんだこれめっちゃ画期的。
普通のペンの形が身近すぎて、「ペンでドット絵が描きづらいならペン先の形を変えればいいじゃない」という発想を全く思いつかなかった。ドット絵ペンを企画した方の頭の柔らかさに脱帽である。
四角いペン先の反対側には極細のペン先もついているので、普通のマーカーとして使うこともできるぞ。
重要な部分に線を引いたり色付きの文字を書いたりすることもできるので、ドット絵を描きたい時以外にも様々な場面で活躍してくれそうだ。
それにしても、ドット絵だといつもの自分の絵柄とは全く違った仕上がりになって面白いな。
「次はここに打って大丈夫かな?」「ここは色を変えた方がいいかな?」などと完成図をイメージしながらひたすらドットを打っていく作業は、普段の漫画やイラストを描く時とは全然違う感覚でなんだか新鮮。同じ絵なのにこうも変わるのか……!
いくら簡単にドットが打てるとはいえ、ペン先をまんべんなく紙に押し付けないと綺麗なドットにならなかったり、力が入りすぎて変な筆跡になってしまったり。適度な緊張感も必要でいい刺激になった。
・デジタルとアナログの融合
商品紹介ページの作例を見てみると、飾り線を描いたりチェックボックスを作ったりすることもできるようだ。アイデア次第でドット絵を描く意外にも様々な用途に使えそう。
デジタル感溢れる作品を手書きで描ける新感覚のマーカー、「dot e pen」。皆さんもぜひこのペンを使って、ドット絵に挑戦してみてはいかがだろうか?
参考リンク:四角マーカー dot e pen
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.