ほうじ茶そば……? 茶そばなら聞いたことあるけど、ほうじ茶そば……?
まずそんな印象から目にとまり、パッケージをじっくり見ると……ほほぅ、美味そうやんけ……。そんな流れで即カゴに入れたのが、今回お伝えする はたけなか製麺の『ぜいたく ほうじ茶蕎麦』である。
それにしても、この「はたけなか製麺」とやら、どこかで聞いたことあるぞ……と調べてみると、現在ランキング4位『超粗挽 汁にそば粉が落ちる蕎麦』を作っていたメーカーだった! これは期待!! それではさっそく……
デカい鍋にタップリのお湯を沸かし……
約5分ゆでて……
ハイ完成。
して、そのお味は──
茹でる時に漂うほうじ茶の香り。いい。かなりいい。しかし、いざ食べてみると……「かなり振り切ったな」という印象。以前の『超粗挽 汁にそば粉が落ちる蕎麦』もなかなかに振り切った商品だったが、今回もまた……。
まず襲うのは独特すぎる食感。ツルツルの極みというか、もしかしたら白滝なのでは……ってくらいのツルりん具合。「ダイエット食品かな」って感じがした。そのくらい歯ごたえは “くにゃくにゃ系” だ。
当然、喉越しは良い。しかし、そこまであまり味はしない。香りも、ほうじ茶具合も、茹でている時が最大限(ピーク)だった気がする。
しかしながら、遠くの方に感じるほうじ茶の香り。ほうじ茶の味も、よーく意識すれば感じられる。が! これが蕎麦に合うかどうかは……なかなかの上級者向け商品なのかもしれない。
いずれにしても、かなり “異端の蕎麦” であろう。「家そば」か「外そば」かで言えば「変わった家」かな。こんな蕎麦もあるんだな……世の中広いな……って。良くも悪くも、「はたけなか製麺」の商品は常にフルスイングで勝負してくる。嫌いではない。今後も全力で振り切ってほしい。
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24