お笑いコンビ「爆笑問題」らが所属する「タイタン」の社長である太田光代氏が、SNS上の誹謗中傷やデマの拡散に対して法的措置をとるという考えを明らかにしました。
取材を受けました。
「本当はやりたくない」旧統一教会で「炎上」爆笑問題・太田光さん事務所が法的措置…「宗教2世」告白の光代社長に「真意」聞く(弁護士ドットコムニュース)#Yahooニュースhttps://t.co/RI5toB3FNT
— 太田光代 (@ota324) September 15, 2022
太田光さんがテレビ番組で以下のような発言をしていました。
- 教団への批判が高まる中で、統一教会の信者が偏見の目で見られるのではないか。
- 安倍晋三元首相と旧統一教会の関係は、安倍元首相が亡くなっているので、その実態を十分に把握することには限界がある
- 森友学園の公文書の改ざんについて(指示したのが誰だったかなど)そのへんを全部うやむやにするから、余計安倍さんが全部指示したんじゃないか(という話になる)
これに対し、ネット上では、太田光氏や所属タレントへの誹謗中傷へとエスカレートしているといいます。
また、この騒動に前後して、太田光代さんは、自身が「宗教2世」と公表し、こちらはこちらで話題になっていました。
私の実の父は長崎の壱岐島出身です。信仰心は強く持っていたと想像します。でも母とは違う宗教です。
母と、私の実の父が別れた後に私が産まれました。母は離れていった父に対抗するような宗教を選び、私が産まれて直ぐに入信させました。当時は宗教の自由など機能していません。— 太田光代 (@ota324) August 29, 2022
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ネット上では批判というか非難が噴出していました。
散々悪態をついてヤバくなったら警察権力に守ってもらおうなんてとても芸人じゃない。
批判を封じるために訴訟の可能性を示唆するのは、風刺や批評を仕事とするコメディアンにとって両刃の剣だと思う。
見てないけど、、、太田光が出たら消す。松本人志が出たら消す。
一方、批判ではなく誹謗中傷には毅然とした態度で臨むべしという意見もあります。
太田光さんを批判したこともあるが、誹謗中傷に法的措置で対応するというのは、当然の権利。これを批判する者こそがおかしい。これを非難する弁護士などいたら、ロクでもない。さすがにいないとは思うが。https://t.co/iLuv0CTjj9
— Tsukasa Shirakawa(白川司) (@lingualandjp) September 15, 2022
言ってることはよいのだが、これまでの太田光氏の芸風が他人への中傷で成りたっていた節もあるという指摘もあります。
#太田光をテレビに出すな
と過激なトレンドまで起きてる爆笑問題。太田光代さんの「私も宗教2世、誹謗中傷しないで」インタビュー内容はしごくまとも。
ただ太田光さんの芸風は他人への中傷で成りたってた節もある。
言われた方も太田だからなと口をつぐむしかなかった。
https://t.co/l05sMOf8mt— ときおね先輩@音楽業界とIT企業で働いた経験をお話してます。 (@TOKIONEofficial) September 16, 2022
今回も議論の論点は複数提示され、それをテレビは単純化して放映してしまっているので、議論がまったく深まりません。
太田光や古市憲寿が「このままでは山上容疑者の目論み通り」とコメントしたら、紀藤弁護士が「第2の山上容疑者出ること恐れ被害と巨悪に目をつぶるということでしょうか」とコメントしていて本当にひどい。第2の山上容疑者は自分の家族や身内を標的しない保障などどこにもない。
— 高橋美波 (@aikokujuku) September 8, 2022
批判している同士が二周三周ひねっているので議論がかみ合うことはなさそうです。
太田光の発言は「安倍さんは濡れ衣だ、むやみに調べて騒ぐな」といってるのではなく「ちゃんと調べないと、安倍さんが実際以上に悪いように思われて濡れ衣がかかる。それは問題だからまともに調べるべき」みたいな二周三周回ってひねった発想になっているので、そこは注意。
— Shin Hori (@ShinHori1) September 12, 2022
ネット上はもはや感情の殴り合い、レッテルの張り合いになっています。
女性自身
太田光、パックンが相次いで炎上
猛批判の梅沢富美男、泉谷は評価急上昇自分の論調に反する論理的主張に対し、認識を根拠とする非論理的非難を紹介し、あたかも炎上しているかのように心理操作する偏向三流女性誌です。カルトと全く同じマインド・コントロールですhttps://t.co/Sp5WQNIFJr
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) September 7, 2022
太田氏はどちらかといえば「反体制」の側のはずでしたが。
太田光は「ちょっとテロに屈してみてもいいんじゃないかと思ったりする」と述べた人物であることは、繰り返し広めていきたい。政府がテロと戦うと言うからオレはテロに屈した方がいいと言うんだという、稚拙な反体制ごっこをやっているだけの全く面白くない「お笑い芸人」だ。https://t.co/i7wNe7GfQ4
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA 新刊『中東問題再考』増刷決定 (@IiyamaAkari) June 9, 2022
ネットの一部界隈では、『#太田光をテレビに出すな』というハッシュタグ・アクティヴィズムが起こりました。しかし、この運動への太田氏のテレビでの言及はもう少しひねってほしかったという感想がありました。
太田光、『#太田光をテレビに出すな』をバッサリ「もっと俺が傷つくハッシュタグあるのに…」
太田くん、これはヤブヘビだ。大喜利になっちゃうよ。https://t.co/rP9ve4JOmQ
— 町山智浩 (@TomoMachi) September 14, 2022
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ところで、NHKによると自民党以外の主要な政党の支持率は上がっていないというか明らかに下がってしまっています。
ほとんどの国民は、もっとちゃんと対応してほしい課題が山積していると思っているはずです。