アメリカのコロラド州アーバダの街で、警察が住民に紛失防止タグを無料配布しました。配られたのは、AppleのAirTagとTileのトラッカー。
配布の理由は…自動車盗難を減らすため!
「この車は警察が位置情報をトラッキングできます」
日本に住んでいると「自動車盗難ってそんなにあるの?」と思いますが、アメリカでは(街にもよりますが)日常茶飯事と言っても過言ではないかと。周りをちょっと見渡せば、数人は自動車盗難にあった人がいるというほどよくある犯罪の1つです。
これをなんとか減らしたいと考えたコロラド州アーバダの警察の作戦が、AirTagとTileの無料配布。すでに1度目の配布は終了しており、2度目も計画中とのこと。紛失防止タグを無料配布するほうがコストも低そうだし、事件解決も早そう。
今回の取り組みはただAirTagとTileを配布するだけではありません。これにセットで配られたのは、警察が制作した特別なバンパーステッカー。動画の33秒あたりに映りますが、「この車が盗難にあった場合、警察が車をトラッキングすることができます」とデカデカと書かれています。このステッカーだけで、ある程度の抑止力がありそうですね。
1つ気になることが…
無料だし、盗難防止策としても使ってみようという人もいれば、不安に感じる人もいます。
後者の人が気にしているのは、自分の車の位置情報が警察の監視下にあるということ。もちろん、警察側は盗難時しか位置情報のトラッキングをすることはありません。が、やはり懐疑的になる人、なんだか不安になる人もいるはず。
自動車を盗まれるかもという不安 VS. 警察に位置情報筒抜けかもという不安。これを天秤にかけるしかないですね。ステッカーだけほしいという人はいそうですね。