1回の充電で1年使える。世界初6色カラーのEインクポスター #CES2025

たくさんのアートを楽しみたい方へ。

主に電子書籍リーダーなどに使用されるEインク技術。電気泳動現象を利用して紙のような見やすさと低消費電力を実現したディスプレイ技術です。

Eインクは表示の切替時のみ電力を消費するので、省電力なのもメリット。文字情報がデータになるので、1台あれば何万冊の本が読めます。

現在ラスベガスで開催中の家電見本市CES 2025では、PocketBookh社が世界初の6色が出せるEインク技術を使ったディスプレイ「Color ePaper Digital Art Posters」を展示していました。

Photo: ギズモード・ジャパン

目の付け所がシャープ

この発色は、同社の「Spectra 6」技術だけでなく、28.5インチ型にはシャープの「IGZO」技術を用いて共同開発したとのこと。

IGZOは透明な結晶性酸化物半導体ディスプレイで、省エネかつ美しい色が出せるタッチパネルとして使われます。

縦向きでも横向きでもOK

ディスプレイはアルミフレーム入りで、31.5インチと13.3インチもあります。

いずれもブルーライトや熱を出すこともなく安全。暗い部屋でもバックライトが光らず雰囲気を損なうこともありません。

自宅だけでなくホテルやレストラン、画廊や店舗などあらゆる場所で活躍が期待されます。

Image: PocketBook

フル充電でなんと最長1年間も使えるとのこと。気分でコロコロと絵を変えても、やっぱり1年近く持ちそうですよね。

ちなみに接続はWi-FiBluetoothなので、専用アプリから変更も楽チンです。

実物を見てみると?

やはりツルっとしたディスプレイなので、絵の具を厚塗りした油絵などを表示すると感動が薄らいでしまう気も。

紙のザラっとしたマット感もないので、テクスチャーもフラットです。

Photo: ギズモード・ジャパン

相性が良いのは印刷されたポスターや写真などのアートワークではないでしょうか。

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登壇者は、國本知里(Cynthialy 代表取締役)、西谷茂リチャード(ギズモード・ジャパン インターナショナル&事業開発チーフ)、小林優多郎(Tech Insider編集チーフ)。

Source: Instagram, PocketBook via NEW ATLAS, SHARP