14歳の日本代表プロパイロットも親切に教えてくれる。親子で学ぶドローン教室開催

ドローンレースって知ってますか?

最高時速200kmで繰り広げる空中戦は迫力満点! レースに出場するパイロットの年齢層は10代から70代までと幅広い中、弱冠14歳にして日本代表に選ばれたのがプロクラス所属の山本悠貴さん

山本さんは、実はギズモードが過去に行ったドローン教室の卒業生でもあるんです。

きたる2025年1月19日に渋谷で開催されるドローン教室では、ドローンの基礎知識や飛行スキルを親子で学べるだけでなく、イチから組み立てる経験、ドローンを使った仕事をしている大人達による話、今後のドローンの未来について想像を膨らませる時間まで、大人も子供も刺激的な内容が盛りだくさんです。

ドローンの魅力をはじめ、以前開催された教室に実際に参加した経験がある山本さんにお話を伺いました。

飛ばすだけじゃない。“作る”も魅力のドローン

drone_yamamoto_interview_01

──ドローンに興味を持ったきっかけを教えてください。

山本悠貴さん(以下山本):小3の時にたまたま参加したドローンの体験会で、手のひらサイズのホビー用ドローンを飛ばしたんです。最初は思いっきり天井にぶつかったりしたけど、イベントが終わるころには自分の思いどおりに飛ばせるところまで行けて「楽しい!」って思いました。

その年のクリスマスには両親からDJI社のTelloをプレゼントしてもらって、それでがっつりドローンにハマったかんじですね。それからもドローンつながりでいろんなイベントに参加させてもらって、小4のときに母の勧めでえりんぬさんとギズモードさんのドローン教室に参加しました。

drone_yamamoto_interview_02

──山本さんにとってドローンの魅力は?

山本:FPVドローン(ファースト・パーソン・ビュー・ドローン)は機体に乗せているカメラの映像をゴーグルで見ながら操縦するんですけど、鳥になったような気分になれますし、自分が普段見ている視点とは全然違うところから海や山の景色を見れたりするのが魅力だなと思ってます。

──えりんぬさんのドローン教室で学んだことをどのように実践していますか?

山本:プロのパイロットの方からハンダ付けのコツを教わったり、メンテナンスの仕方を教わったのが勉強になりました。ドローンレースで使うFPVの機体は全部自分でパーツを集めて、ハンダ付けをして組み立てなきゃいけないですし、レースでは時速100キロとかで障害物などにぶつかるからモーターがすぐダメになって、その場で新しいものをハンダ付けしなければいけない時もあるんですよ。

それと、ドローンを飛ばす上では基本的に免許はいらないんですけど、ドローンについての基本的な安全知識をまず確認できてよかったと思っています。

ゲストとしていらっしゃった方がドローンレースチームの監督さんだったり、空撮をしている方だったりして、将来ドローンを通じてこんな仕事があるんだ、みたいな発見もありました。

drone_yamamoto_interview_03

──今後ドローンパイロットとしてどんなことにチャレンジしていきたいですか?

山本:まず第一に考えているのはレースで成績を残すことです。

その次に考えていることはレースで培ったFPVドローンの技術を使って撮影をやっていきたいと思ってます。ぼくが撮った映像を見て喜んでもらえるのがすごく嬉しくて、これからもそういった映像を撮影したいと思ってます。


ドローン教室をきっかけに、いまやプロとして活躍する山本さん。そんな彼がタメになったと語るドローン教室が2025年1月に開催されます。当時小学生だった山本さんもこの教室を機に現在活躍しています。そして今回は山本さんの話を直接聞けるチャンスです。

親子の思い出作りにもぜひご参加ください。

「ドローン作りにドローンレース。本格的なドローンパイロットになろう!」

drone_yamamoto_interview_04
Photo: 鶴田浩之

<主な内容>

1)ドローンの基礎座学

2)組み立て説明

3)飛ばし方説明、簡単な操作練習

4)組み立て(組み立てはハンダゴテを使用しローテーションで1機作成)

5)未来のドローン空想タイム

<イベントDATA>

・開催:2025年1月19日(日)13:00開始(12:30開場)〜17:00終了(17:30閉場)

・場所:BOOK LAB TOKYO(東京都渋谷区円山町23-2 アレトゥーサ渋谷6階)※井の頭線「神泉駅」目の前にあるオフィスビルの6階になります。

・参加者:20名目安

チケットはこちらから

※親子向けイベントのため、親子でのご参加を推奨しておりますが、親御様のご参加なしでお子様のみのご参加も可能です。

※小学生未満のお子様の場合、トイドローンの操縦やハンダ付けの体験が、場合によっては安全上難しい場合がございます。

<運営&ドローンのお仕事登壇メンバー>

えりんぬ

慶應義塾大学SFCにて空撮/ドローン製作を研究。ドローンレースに熱中し休学、複数企業スポンサーシップを得て全国大会(JDL)Expertクラス準優勝、女性初のプロクラス入りを果たす。在学中に空撮業を開始し、2020年より個人事業主としてMVやWebCM撮影に携わる。卒業後(株)リクルートに入社、副業にて撮影業継続したのち退社。現在は独立後法人化し、撮影やドローンの講師、イベント運営等を行う。NannyMe公式アンバサダーとして子供向けにドローンの授業を実施中。

・市川泰雅

World Scan Project CTO/九州大学•名古屋大学共同研究員。芸術大学でアートやCGを学ぶ。世界初のエジプトのピラミッド3D計測チームに従事し、その後会社を立ち上げエジプト全土の遺跡や世界中の遺跡や沈没船などの3Dスキャンを進める。ロボティクスやセンサー技術を扱い様々な分野で活躍する。

松本麻希

空撮の魅力にハマり、そこからFPVの世界へ。現在は某IT企業にて、ドローン配送をサービス化すべく企画戦略に携わる。「FPVを諦める」をなくしたいという想いから、YouTubeにて製品紹介や設定動画を発信し、多くのfpverの道標となる。

・伊丹弦

14歳です。日本トップのドローンレーサーで、JDLエキスパートクラスで優勝した経験があります。ドローンに興味を持ったのは、アマチュア無線3級の先生と知り合いその方がドローンレースをしていたことで、ドローンの世界を知ることができました。現在、ドローンレースに熱中しており、国内大会での実績を積み重ねています。車のドリフト撮影にも取り組んでいますが、主な活動はドローンレースです。・山本悠貴

14歳。中学生ドローンレーサー5年前の体験会でドローンの魅力に出会い、その後本格的に競技へ挑戦。現在はドローンレーサーとして国内外で活動。2024年のWorld Drone Racing Championshipでは日本代表として出場し、TEAM JAPANとして世界3位を達成。WTW全国大会では優勝を果たした。また、ドローンを使った空撮にも取り組んでおり、独自の視点で風景や瞬間を映像に収める活動も行っている。

・ギズモード・ジャパンメンバー

・NannyMEメンバー

Source: Peatix
Photo: 内山めぐみ

タイトルとURLをコピーしました