クラダシ、“もったいない食材”を利用したカフェと食物販–木更津の新施設へ

CNET Japan

 ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営するクラダシは、フーズクリエーションと事業連携し、三井不動産が6月8日に木更津に開設する「KISARAZU CONCEPT STORE」にもったいない食材を利用したカフェと食物販コーナーをオープンすると発表した。

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 KISARAZU CONCEPT STOREは、規格外品やデッドストック品などを集めたストアだ。Kuradashiは、まだ食べられるにも関わらず、捨てられてしまう可能性のある食品などを手頃な価格で販売している。

 売上の一部を環境保護・災害支援などに取り組む社会貢献団体への寄付や、クラダシ基金として活用。SDGs17の目標を横断して支援。さらに、持続可能な社会の実現を阻むさまざまな課題について、ビジネスの力やステークホルダーとの共創・協働によって解決していく仕組みづくりを目指しているという。

 フーズクリエーションは、飲食店のコンサルティングや運営を行う企業。創業以来、食を通して行政や地域社会とのコミュニティーを作り、共同開発したメニューの売上の一部を住民協議会へ寄付するなど、さまざまな形で地域貢献を行っている。

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 今回両社は、これまでの商流では届けきれなかった規格外品やデッドストック品などの服に光を当て、新たな買い物体験を提案しながら新しいサイクルを生み出すKISARAZU CONCEPT STOREのコンセプトに賛同。

 もったいない食材を利用したカフェと食物販コーナーをKISARAZU CONCEPT STORE内に共同でオープンすることになった。

 同取り組みでは、カフェメニューの開発やカフェの運営をフーズクリエーションが担い、同社はカフェメニューの食材の提供および、食物販コーナーの商品を提供するという。

 具体的には、もったいないにフォーカスし、キズや規格外などを理由に、まだ食べられるのにお蔵入りになる可能性のある食材を利用したコラボレーションメニューを提供する。

 第1弾のコラボレーションメニューとして、愛媛県八幡浜市の柑橘「まどんな」を利用したスムージーを用意(販売価格:680円〜)。豊作で余ってしまった、毎年12月頃に限定出荷されるまどんなを、旬の時期に冷凍保存し、スムージーとして活用した。

 同メニューの食材の提供は、2022年12月にクラダシが愛媛県八幡浜市、愛媛銀行と3者で連携協定を締結したことをきっかけに、愛媛県八幡浜市の小林果園が協力して実現したという。

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 この他にも、「レインフォレストアライアンス認証コーヒー」(販売価格:450円〜)、「ソフトドリンク」(販売価格:350円〜)、「アルコール」(販売価格:550円〜)、「ジェラート」(販売価格:S450円/W680円)、「ハンバーガー」(販売価格:1,150円〜)を予定。

 コラボレーションメニューについては、「まどんな」がなくなり次第終了。また、不定期で入れ替わる予定となっている。

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