先週発表されたSamsungの新型タブレットGalaxy Tab S10シリーズ。シリーズには、Galaxy Tab S10+とGalaxy Tab S10 Ultraの2モデルがあります。SamsungのAI、Galaxy AI機能満載の今年らしいタブレットです。
日本での発売は10月3日、今週木曜です。現在は公式サイトで予約受付中。
Galaxy Tab S10+が18万7440円、Galaxy Tab S10 Ultraが21万9120円から。
発表会の会場で、米Gizmodo編集部が発売前の端末を一足先に触ってきました。以下、触ってすぐの感想です。
前モデルのGalaxy Tab S9 Ultraも、14.6インチ(37cm)というタブレット界では大きめサイズでした。AppleのM4チップ搭載iPad Proは薄型をアピールしているようですが、Samsungのコミットはやっぱり大きめタブレット。また、今まではGalaxyスマホでした使えなかったGalaxy AI機能がタブレットにも拡大搭載されているところが魅力。
見た目に大きな変化はなし
前モデルと同じく、Tab S10 Ultraは14.6インチをキープしたままベゼルは薄くなっています。厚さは去年より0.1mmスリム化して5.4mm。また、10gのダイエット成功で、ほんの少しだけど軽くもなっています。とはいえ、タブレット界の中では大きめ・重め枠にはいるのは間違いなし。
デモ会場に準備されていたプラスティック製のスタンドでは、ビミョーに支えきれてなかったし、手に持つと赤ちゃんを抱っこして頭を支える感じくらいは手首が疲れます。
とはいえ、重くてデカいから嫌かというとそうでもない。やっぱり、大きいなら大きいなりの利点もあるんです。特に付属のSペンを一緒に使うと、絵も文字もずば抜けて書きやすい。
Tab S10+の方は12.4インチ(31.5cm)。両モデルともにのAMOLED 2Xディスプレイ。どちらも抗反射加工がされており、グレアが少ないのが個人的には好印象。また、大きめディスプレイでは重宝しそうな、画面分割が1クリックでアクセスできるところも良さそう。
搭載チップは両モデルともに、MediaTek Dimensity 9300+。前モデルと比較すると、S10 UltraのCPU処理速度は18%、GPUは28%向上。AI関連のNPUは14%向上。一方、U10+は、前モデルと比べCPU16%、GPU27%、NPU13%向上。バッテリーは、S10 Ultraが11,200mAh、S10+が10,090mAh。急速充電(最大45W)に対応。防水防塵仕様はIP68。
目玉はAI機能
昨年モデルと比較して最も大きなアップデートとなったのは、やはりチップ。これはAIのためでしょう。Galaxy S24やGalaxy Z Fold 6などで使える端末型&クラウド型のさまざまなAI機能がタブレットにもやってきます。
わかりやすいところだと、Circle to Search(かこって検索)。ほかには、iPadにも似た機能がある手書き文字を理解し整えてくれるやつ。実は、これAppleでもSamsungでもデモ会場で試したのですが、私の字があまりにひどいのか判別してもらえませんでした。そんなに私の手書き文字は難解なのかな…。
ちなみに搭載されているOSはAndroid 14。9月頭にはAndroid 15がリリースされ、Pixel端末から順次対応しているので、すぐにアプデがかかりそうな気もします。
正直なところ、AI機能がメインをはっており、ハードとしてのアップデートや見た目には大きな変化はなし。ただ、大きめサイズのタブレットという存在は、常に一定の需要があると思うので、派手さはなくてもまぁいいかな。
Source: Samsung