スマホで透視!? 隠し透視機能を持つスマホとは

背面イルミネーションが特徴的なスマホをリリースするガジェット界のサードウェーブNothing。そのサブブランドとなるCMF by Nothingが、先日、ブランド初となるスマートフォンCFM PHONE1を発表。日本での発売は未定ながら、一部の国、地域ではすでに販売が始まっています。

一足先に使い始めた一部ユーザーから「CMF PHONE1のある機能を使うと透視できる」とう報告が上がっています。えぇ?

透視を可能にするセンサー

透視能力に気づいたのはYouTuberのMaxwell Luさん。テレビのリモコンや黒いビニール袋を透かして中身が見えている動画が公開されています。

透視能力を隠し持っていたのは深度センサー。CMF PHONE 1に搭載されているカメラは2つ、50MPのリアカメラと16MPのセルフィーカメラ。ただ、背面を見るとカメラは2つあります。リアカメラの上に、深度センサーとして2MPのカメラが設置されているのです。

ただし、この深度センサーは、メインカメラで撮影する映像の被写界深度を作りだすために搭載されており、デフォルトではその画像にはアクセス不可能。Luさんは、サードパーティ製のカメラアプリの開発者版をいじって深度センサーカメラの画像にアクセス、偶然隠し機能を見つけてしまったとのこと。

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Video: pure./YouTube

公式の反応は?

Nothingのマーケ担当Akis Evangelidis氏は、この報告を受け、深度センサーに透視能力があることを認めた上で、赤外線カットフィルターが非搭載なため半透明のモノが透けて見えてしまうのだと説明。とくに、黒いアクリル製のものが最も透視しやすいとのこと。

すでにNothingは対応策に乗り出しており、サードパーティアプリによる深度センサーのアクセス権を削除するアップデートを近日中に配布予定。

ちなみに、この透視能力、誰かのお洋服(布)を遠くから透かしてみるなんてことはできません。ただし、もし、薄くて黒いアクリル素材の服を着た個性的な人がいて、その人の近くによってカメラをかざすというシチュエーションがあれば、透視能力発動できますけどね…。

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