愛用しているワイヤレスイヤホンのバッテリーがヘタってきたので、そろそろ買い替えを検討中の筆者。
ポケットにあまり物を入れたくないジョギングやトレーニングジムで使うことが多いため、なるべくコンパクトで音質や使い勝手にも優れたものを探していました。そこに先月、あのBeatsから僕のニーズにぴったりの新作が登場したという情報をキャッチ。
サンプル機をお借りできるということで、さっそく数週間使わせていただきました。
ポケットに入れたことを忘れるほど
こちらが、その「Beats Solo Buds」。
「携帯性、音質、使いやすさ」の三拍子を兼ね備えたBeatsの最新ワイヤレスイヤホンです。
手にとった第一印象は「違和感を感じるほどの軽量コンパクトさ」でした。
指で軽くつまめてしまう小さなケースの重さは脅威の22g。
巷でよく見かけるAir Pods Pro(第2世代)が約50gなので、なんと半分以下の重量しかありません。軽さの秘密は、ケースに内蔵するバッテリーを省いたこと。つまりケースにイヤホンを収納しても充電が行われない仕様となっているのです。
それって「使い勝手が悪いのでは?」っと、疑問をもたれる方もいらっしゃると思いますが、心配ご無用。この「Beats Solo Buds」は、抜群のバッテリー持ちでそれをしっかりカバーしているんです。
連続再生可能時間は、なんと最大18時間。Air Pods Pro(第2世代)が約6時間ですから約3倍長持ちします。
先日、趣味の登山で使ってみたところ、途中で充電することなく丸一日余裕で使うことができました。
また、僕は日課のジョギングや筋トレで使うことも多いのですが、軽量かつコンパクトなケースはズボンのポケットに入れたままでも全く気にならないので、とても快適。あまりの軽さに紛失したかと焦ったことも一度や二度ではありません。
最初はケースにバッテリーが備わっていないことが少し心配でしたが、実際に使ってみると、むしろさまざまな使い勝手が向上しているのを実感しました。
スマホから充電可
毎日2時間使用しても週1回の充電で事足りる「Beats Solo Buds」ですが、充電するのを忘れていたりイレギュラーな事態が発生して外出先で充電したいこともありますよね。
そんなときは、USB-Cに対応したiPhoneやAndroidスマホ、ノートPC、モバイルバッテリーなどから給電することが可能。
たった5分の充電で最大1時間の再生が可能なので、使いたいときに使えないといったストレスともオサラバできますよ。
音質も妥協なし
音質は、Beatsらしい弾むようなキレのある低音と伸びのある美しい高音が見事に両立。細かな音までしっかり聴きわけることができる解像感もあり、この価格帯では頭一つ飛び抜けている印象です。
ノイズキャンセル機能は搭載されていませんが、イヤーチップの遮音性が非常に高いので、小さな音量で音楽をかけているだけで、周囲の耳障りなノイズはほとんど聴こえなくなりました。
BeatsはAndroid製品でも快適に使うことができますが、Apple製品とは特に親和性が高くなっており、シームレスな接続やセットアップの簡素化、「探す」など、Appleならではの機能を利用できるのも大きなメリット。
なるべく軽量かつコンパクトで、音質や使い勝手も妥協したくないという方は、「Beats Solo Buds」で決まりかな。
Photo: SUMA-KIYO