コスパ最強のミドルレンジスマホ!「OPPO Reno11 A」最速レビュー

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OPPOは、Reno Aシリーズの最新5G対応機種「OPPO Reno11 A」の予約販売を2024年6月20日(木)11時より開始した。4万円台のスマホでありながら、6,400万画素のメインカメラに加え、4K動画撮影や生成AI機能を活用した編集機能などを搭載しているだけに、気になる人も多いだろう。実機をお借りすることができたので、レビューをお届けしよう。

■コスパ最強のミドルレンジスマホ
「Reno Aシリーズ」は、OPPOが日本市場に本格参入した2020年の「Reno A」以来、筆者も愛用するミドルレンジの人気シリーズだ。最上位モデルのような「世界初」や「世界最速」といった派手さはないが、コストパフォーマンスに優れたモデルが揃っており、毎回期待を裏切らない品質を誇っている。

OPPOは中国で高い人気のメーカーであるが、日本市場も重要視している。本シリーズは特に日本向けの機能に対応しており、「おサイフケータイ」などの機能も充実している。最新モデルの「OPPO Reno11 A」は、このシリーズのコンセプトをしっかり受け継いでおり、シリーズ6機種目にあたる。

購入はOPPOの公式オンラインショップや楽天モバイル、ワイモバイル、IIJmio、mineoなどのケータイキャリア各社、そして量販店、AmazonなどのECサイトにて可能だ。公式オンラインショップでのオープンモデル希望小売価格は、48,800円(税込)。コスパ最強のミドルレンジスマホと言っても過言ではないだろう。

■スタイリッシュなデザインとディスプレイが魅力
本端末は、薄型のボディに大画面を搭載し、背面には3つレンズが配置されている。お借りした「コーラルパープル」のモデルは、珊瑚やダイヤモンドをイメージした光沢のある仕上がりで非常におしゃれだ。カラーバリエーションは「ダークグリーン」も選択が可能だ。

1正面から見た、OPPO Reno11 A
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背面から見た、OPPO Reno11 A

ディスプレイは有機EL、6.7インチ(2,412×1,080)で、高精細かつ色再現性も非常に良好だ。
本端末のボディサイズは約75×162×7.6(mm)、重量は約177g。ボタンやカメラ、コネクタの配置はオーソドックスなAndroidスマホの設計である。防水/防塵にも対応している。

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USB Type-Cコネクタ、ヘッドセット用ジャックはなし

nanoSIM 2枚利用可能、うち 1スロットはマイクロSDと排他で利用。ほかeSIMにも対応する。

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nanoSIM、マイクロSDカード用トレイ

■きびきびとした画面操作、上位機種に迫るカメラ性能を実現
CPUは「MediaTek Dimensity 7050」を搭載している。メモリ8GB、ストレージ 128GBを搭載し、十分きびきびとした操作感である。
ボディー背面のメインカメラは3眼で、波面上部のインカメラと合わせ以下の通りの仕様である。

表1. カメラの仕様
メインカメラ
 広角  約6,400万画素 F値1.7
 超広角 約800万画素  F値2.2/画角112°
 マクロ 約200万画素  F値2.4
インカメラ
     約3,200万画素 F値2.4

実際に撮影してみたところ、カメラ性能の向上に少し驚かされた。解像感、色の再現性、ボケ味など申し分ない。少し前の上位機種レベルの技術が、このミドルレンジに反映されてきた感じがする。

〇写真を撮影

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写真1
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写真2
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写真3
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写真4
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写真5
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写真6

動画は4K対応の高画質になっている。今回は、HD画質で動画を撮影した。

〇動画を撮影

コスパ最強のミドルレンジスマホ!「OPPO Reno11 A」最速レビュー 動画1


YouTube:https://youtu.be/wEcpW-1PHDw

コスパ最強のミドルレンジスマホ!「OPPO Reno11 A」最速レビュー 動画2


YouTube:https://youtu.be/mudxivdT8q0

コスパ最強のミドルレンジスマホ!「OPPO Reno11 A」最速レビュー 動画3


YouTube:https://youtu.be/KUUhMkeNtI0

最近話題のAI処理「消しゴムマジック」を試してみた。Google PixelシリーズのCMでおなじみになったが、本端末でも利用できる。
写真の画面上に映り込んだものを指で囲んで選択し、消したり、移動したり、大きさを変えたりできる。写真で遊ぶコミュニケーションができ、とても楽しい。

■セキュリティは万全、急速充電できる大容量バッテリーを搭載
通信機能としては5G、Wi-Fi、Bluetoothに対応している。また5Gは、日本の大手ケータイ4社のバンドに対応している。Wi-Fiは「Wi-Fi 6」の規格で設計されている。最新の6GHz帯には対応してはいないが、現状アクセスポイントなどで使える機会はまだ少ないのでとりあえず問題ないだろう。
セキュリティ機能としてはディスプレイ指紋認証/顔認証に対応している。

急速充電できる大容量バッテリーも魅力のひとつだ。本端末は5000mAhの大容量のバッテリーを搭載しており、Web閲覧やSNSといった使い方なら追加充電せずに十分1日利用可能だ。実際にYoutubeの動画を連続して繰り返ししてどのくらいの時間再生し続けられるかを試してみたところ、約80%の状態から3%になるまでに約14時間という結果だった。

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バッテリーテスト(Youtube連続再生)

動画の再生にはWeb閲覧やSNSよりもたくさんの電力が消費されるが、この結果はなかなか優秀ではないだろうか。

さらに特筆すべきは本端末が最大67Wの急速充電が可能となったことだ。67Wの急速充電器が手元になく、手持ちのACアダプタ(PD対応)で試したところ、約20Wの急速充電を確認した。それでも約30分で残量20%の状態から80%まで充電できた。これだけ充電速度が速いと、出かける直前に電池の消耗に気づいても、着替えたり準備をしている間にかなり充電できるので、便利である。

ただ、本端末はACアダプタは別売になるので注意が必要だ。せっかく67Wの急速充電を売りにするのなら、同梱してほしかったところだ。67Wなら筆者のACアダプタより充電が約3倍以上速い可能性がある。

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急速充電のグラフ

手持ちのPD ACアダプタで20W充電したときのグラフ。20%の状態から約30分でほぼ満タン(80%)まで急速充電ができた。使用アプリ:シンプルバッテリーグラフ

また、80%まで充電できると自動的に充電がストップする機能があるのも良い。スマホを100%になっても長時間充電し続けると「過充電」となり、バッテリーが膨らんでしまったり、容量が減ってしまったりしてバッテリーを傷める原因になる。本端末はこれを防ぐために80%の段階で充電を自動的に止める設定ができ、大変便利である。過充電の心配がなくなり安心である。

■おサイフケータイやマイナンバー機能に対応
本端末のOSは、Android 14ベースのColorOS 14である。ColorOSは、Oppo独自にカスタマイズされたAndroid OSであり、メニューなどの細かい操作仕様がオリジナルのAndroidと異なる。慣れた仕様の方が望ましいなど、好みが分かれるかもしれないが、オリジナルに近い操作仕様に戻すこともできるので問題ないだろう。

冒頭にも書いたが、おサイフケータイに対応しているのもうれしい。さらにマイナンバー機能にも対応となっている。すなわち、マイナンバーのスマホ用電子証明書機能に対応しているということだ。

日本独特のこれらの機能にしっかり対応しているのは評価できる。

■OPPO Reno11 Aはコスパ最高でお薦め
OPPO Reno11 Aは、コストパフォーマンスに優れた端末だ。オーソドックスな薄型のスタイリッシュなボディーに、上位機種に迫る性能のカメラが搭載され、処理スピードはそこそこながら、おサイフケータイやマイナンバー機能もしっかり使える。特に大容量バッテリーで急速充電ができる点は本端末の最強ポイントだろう。

特に欠点を指摘するところはなかった。強いていえば、ACアダプタが別売であること、ColorOSと呼ばれる画面の操作仕様が好みにあうかどうかくらいかで、完成度が高い。このレベルの完成度の機種がこの価格で購入できるのなら、より高価な上位機種をわざわざ選ぶ理由が見つからず、間違いなくお薦めの端末だ。

テクニカルライター 鈴木 啓一

「OPPO Reno11 A」製品情報

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