70sレトロ風に見せかけて…実は過激な音も得意なリズム音源

電子楽器業界の価格破壊プレーヤーBEHRINGER(ベリンガー)が、またまた新たなリズム音源を発売しました。今度のモデルは「Syncussion SY-1」です。

実はSyncussionという楽器は過去にも存在しました。1970年代の末期に、日本のドラムメーカーPEARL(パール)が販売していた電子ドラムがオリジナルです。当時はまだ物珍しかった電子音をリズムに加えられるってことで、歌謡曲などにもギミック的に取り入れられたりしてました。海外でもプリンス、クラフトワーク、ハービー ・ハンコックといった著名ミュージシャンが愛用していましたね。

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1979年版のオリジナルSyncussion
Video: Sound Provider / Leonard de Leonard / YouTube

過激なサウンドが得意

Syncussionはシンセのように音作りの幅が広いのが特徴。このBEHRINGER版は、シングルオシレーター、FM、デュアルオシレーターミックス、ダイナミックオシレーターミックス、FM/ノイズミックス、ピュアノイズと6種類の音源を使うことができます。特にFM特有の複雑な変調を使ったサウンドはかなり攻撃的。チューン、ディケイ、フィルターなどパラメーターも豊富。

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Video: Behringer / YouTube

リアルタイムにピッチを急上昇&急降下させることができるスイープ機能や、矩形波と三角波のLFOも搭載されており、過激な音作りもできます。他のリズムマシンでシーケンスするのもいいですが、オリジナルのSyncussionよろしく、ドラムパッドを叩いて鳴らすのもアリだと思います。

Tune-the-Beat-2

海外ではすでに出荷が始まっているんですが、驚くのはその価格。

199ドル! 3万円ちょっと! 安〜い!というか、なんでその価格で作れるの?

クラシカルなデザインもカッコいいですし、ちょっと毛色の異なるリズム音源を探している方はチェックしてみてほしいです。

Source: BEHRINGER

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