ゲーミングノートにも採用してほしい!
今までノートパソコンのメモリには、交換可能だけど今以上の転送速度が期待できないし消費電力も高いSO-DIMMか、高速なデータ転送が可能かつ低消費電力だけど基板に直付けしなければならないオンボード型のLPDDRが使われてきました。
しかしレノボが発表した新型の「ThinkPad P1 Gen 7」は、SO-DIMMとLPDDRのいいとこどり。速いし電気くわないし交換もできる「LPCAMM2メモリモジュール」を採用したのです。
従来のようなスロットタイプではなく、CPUみたいに底面にいくつもの電極が並んでいるのも特徴的。ゆえに、ネジで固定する方式となります。転送速度はSO-DIMMの最高6,400Mbpsから最高8,533Mbpsに向上、電力効率も動作電力は60%、待機電力は72%に改善。発熱しにくくなったというメリットもありますね。
iFixitが公開したThinkPad P1 Gen 7のメモリ交換手順を見ると、このハイスペモバイルワークステーションはユーザーによる交換を考えていないようで、メモリのある場所にアクセスするまで12ステップ。交換を完了するまで22ステップもかかるんですけどね!
現時点で入手可能なメモリモジュールはCrucial製で、32GBが174.99ドル(約2万7000円)、64GBが329.99ドル(約5万1000円)。同容量のS.O.DIMMと比較するとかなり高いけど、初物だからなー。
ThinkPad P1 Gen 7自体のスペックもモンスタークラスです。CPUはCore Ultra 9 185H、GPUはRTX 4060/4070のほかRTX 1000/2000/3000、そしてIntel Arc仕様も用意されるとのこと。SSDも8TBまで選べるみたい。
気になるお値段は2,619ドル~(約40万8000円~)となっております。さすがワークステーションクラス。
Source: Lenovo