イエロー、可愛すぎました。
先日の噂通り、2024年4月18日にNothingが新製品を発表しました。2種類のワイヤレスイヤホン「ear」と「ear(a)」の登場です!
「ear(1)」、「ear(2)」、「ear(stick)」と、Nothingは数々のワイヤレスイヤホンを手掛けてきました。今回のモデルはついにナンバリングから解き放たれており、より成熟度が進んできた印象です。
3年にわたるノウハウの集大成
シンプルに「ear」だけになった今回のモデル。デザインに関しては前モデルの「ear(2)」とほとんど同じですが、内部構造をすべて見直したとのこと。
音質の要とも言えるドライバーは11mmの新規開発モノ。イヤホンとしては珍しいセラミックの振動板を採用し、可動域は前モデルの2倍近くに。前モデルと同様、ハイレゾ品質のLDACコーデックに対応しています。
ノイキャンに関しては最大45dBとなり、前モデルの40dBを上回る数値に。弱・中・強の3段階+自動的に消音の強さを調整するアダプティブな機能もあります。人の耳が聞き取りやすい5kHz付近の消音性も高まっているとのこと。
バッテリーはイヤホン単体で8.5時間(ノイキャンON時は5.2時間)、ケース充電込みで最大40.5時間。マイクも改善され、クリアな通話音声と風切り音の低減を実現しました。2台までのマルチペアリング、ワイヤレス充電にも対応。
価格は2万2800円。てんこ盛りなアップデートをしてきたにも関わらず前モデルと同じ発売価格というのは、円安のこの時期ではかなり頑張っている気がしますね。ナンバリングを超えた真のイヤー、誕生です。
いつもの音楽体験にさらなるポップさを
多くの人が気になっているのは、きっとこっちのイエローなモデル「ear(a)」でしょう。先日登場したスマホ「Nothing Phone (2a)」は廉価モデルな位置づけでしたが、このaにも似た意味が込められています。
ドライバーは11mm(「ear」のセラミック振動板は搭載していない)で、最大45dBのノイキャン性能やLDACコーデックを搭載。バッテリーはイヤホン単体で9.5時間、ケース充電込みだと42.5時間ものロングライフとなっています。マルチペアリングや急速充電にも対応。
価格は1万4800円で、イエローの他に定番のホワイトとブラックもあります。廉価といえど「ear」と遜色ない機能性、そしてこのお手軽価格。なんならバッテリー時間は上回ってるし、これも売れ筋になりそうな気がしますねぇ。
「ear」と「ear(a)」は、本日より予約スタート、4月22日以降順次出荷予定です。
イヤホンでChatGPTが使える!?
さらに面白いニュースとして、「ear」と「ear(a)」がChatGPTに対応するとのこと。例えばPodcastを視聴中に気になる内容があったら、イヤホンを操作してChatGPTに声でアクセスできます。スマホを触らずにAIに質問できる、なんとも未来的な使い心地ですね。
AIチャット機能は2024年6月頃に利用可能になる予定。課金要素などはなく無料で利用できます(APIは利用していない)。音楽にもファッションにも、ついには生産性までイヤホンの領域になりつつあるのかぁ。
Source: Nothing