PCの音も、レコードプレイヤーの音も。これなしではいられなくなる。
プロのレコーディング機器としては最高峰。でも、リスニング専門でも魅惑的なサウンド。RME(アールエムイー)「ADI-2/4 Pro SE」は使ってみて、はっきりそう言い切れる「マスターAD/DAコンバーター」なんです。
まず、AD/DAコンバーターとは何か? ポイントはAとD。これは頭文字なんですが分かりますでしょうか? Dとは、デジタルの略です。そして、Aとはアナログの略になります。そして音というのは、すべて空気の振動なので、最終的にどこかでアナログの信号に変える必要があるのです。
つまり、AD/DAコンバーターとはA(アナログ)とD(デジタル)の間をいったりきたりできるように信号を変換する交換機、ぐらいに考えていただければと思います。で、「マスター」というのは、同種のオーディオインターフェイスや、DAC、マイクプリアンプといったさまざまな関連機器をマスターとしてまとめあげて最高の音質で入出力できるよう設計された高級機材というところでしょうか?
実際はもっと複雑な仕組みなんですが、これ単体でもPCやiPadなんかにUSBケーブルで繋いでささっと音出しできるんです。もちろんスピーカーやヘッドフォンなどは必要ですけど。
スピーカーで音を出しても、ヘッドフォンで聴いても天国
最初は、箱から取り出して、すぐに手持ちの有線ヘッドフォンに繋いで試してみました。その時点でそのゴージャスすぎるサウンドにノックアウトされてしまいました。音像というのでしょうか、音が広がっていく空間がケタ違いにでっかい感じ。それでいて、PCのヘッドフォンジャックに繋いでいた時には聴こえなかったような細やかな楽器の音や、演奏する人の息遣いがバッチリ聴こえてきます。
特に「4.4mm 5極バランス端子」という特別な規格の入力もついていて、これに対応したヘッドフォンで聴いた時には、さらに1ランク上がった音質で楽しめます。
レコードプレイヤーを繋いだ時の衝撃
もう一つ、いろんなリスニングスタイルに対応しているRME「ADI-2/4 Pro SE」は、PCをUSB接続してオーディオインターフェイスとして使える一方で、アナログの入力として使うこともできます。
つまり、アナログレコードをそのまま繋いで音出しができるのですが、これがもう本当に秀逸です。
自分のアナログレコードに、それまで気づかなった音が聴こえてきます。一般的にアナログレコードの音は「あったかい」と表現される一方で、音のレンジや解像度、クリアーさに欠けるような印象を持っていたのですが、その先入観が一掃されました。
RMEを通すと、クリアーで奥行きのあるサウンドで音圧のあるしっかりした音に一変します。PCからのデジタルの音と比較して交互にかけても、遜色のない印象。さらに、レコードの音をPCでデジタルで取り込んでも、この質感が保たれます。
現在は、ターンテーブル(レコードプレイヤー)や、DJミキサー、そしてギターやエレクトリックウッドベースなどの楽器、さらにオープンデッキのアナログテープなど、ありとあらゆる機材をRME「ADI-2/4 Pro SE」に繋いでサウンドチェックしていますが、本当に素直で、それでいて、解像度の高い、音圧のあるサウンドになるところに感服しています。
iPhone、iPadにつないでもハイレベルなサウンドに
iPadとiPhoneのためのハイエンドAD/DAコンバーター&ヘッドフォン・アンプとしても機能します。
最近は、iPhoneに高価なヘッドフォンプリアンプをUSB接続で繋いで、バランス接続で有線ヘッドフォンを楽しむオーディオマニアも増えていますが、RMEは間違いなくヘッドフォンアンプとしてもハイエンド。
持ち運びこそできないものの、iPad、iPhoneのハイレゾサウンドを異次元で楽しむことができます。オーディオセットの中核として、iPhoneの音をスピーカーで鳴らしたい時にもとても重宝しています。
そんなわけで本当になんでもRMEを通したくなる毎日。これってひょっとしたらある種のRMEサウンド中毒なのかなと思ってしまうんですよね。
2024年1月20日(土)に、RME「ADI-2/4 Pro SE」視聴できるチャンス! 先着10名と少人数ですが、ぜひゴージャスなサウンドを堪能してみて。詳細およびお申し込みはこちらから。
Source: シンタックスジャパン