Apple Watchとくらべても「イイ」。約1万円のNothing cmfウォッチ

Watch Pro、とても気に入っています。

Nothingのサブブランド CMFが日本に上陸してから約1ヶ月が過ぎました。中でも注目は、しゃれたデザインながら税込1万1,000円のスマートウォッチ、Watch Proです。

このスマートウォッチが一体どんなものなのか、自分が普段使っているスマートウォッチの王道でもあるApple Watch (Series 7)と比べながら1か月使ってみました。

まずはデザインの違いから

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左:Watch Pro 右:Apple Watch Series 7(45mmモデル)

cmf by Watch Proですが、Google Pixel WatchやGalaxy Watchのような丸型デザインではなく、Apple Watchの形に近いスクエア型となっています。Watch Proの物理ボタンは側面に1つだけ搭載されていますが、ディスプレイが1.96インチと大画面なので時間の確認および操作性は快適です。

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実際腕に装着するとそこそこデカいことがわかりますが、見た目によらず本体ケースの重さは30.4gとかなり軽いため、長時間着けても気にならない重さなのは嬉しいポイントでした。(※Apple Watch Series 7 45mm アルミニウムモデルのケースのみの重さは38.8gとそこそこ差があります。)

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バンド部分にも大きな違いがみられます。Apple Watchの場合はバンドをスライドさせて取り付けるのに対し、Watch Proは幅22mmのバネ式バンドとなっています。ただ正直、Watch Proのシリコン製純正バンドは非常に腕に着けにくいので、近いうちにサードパーティ製品を購入予定です。

Watch Proの文字盤は種類豊富で楽しめます

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スマートウォッチの特徴の1つともいえる好きに設定できる文字盤ですが、Watch Proには(記事執筆時点で)59種類とそれなりの数が用意されていました。ただ、文字盤を設定したあとは、Apple Watchのようにコンプリケーションの情報を変えたり、壁紙の色を変更することはできなかったです(カスタム文字盤を使えば好きな写真を設定することは可能です。)

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また、Watch Pro本体に保存できる文字盤の数には限りがあるため、新しい文字盤を設定する際にはCMF Watchアプリを開いて使いたい文字盤をアプリからインストールする必要があります。

Watch Proを約2週間使ってみて思ったのは、求めるモノ次第ではApple Watchとそれほど大差ないのでは?ということ。筆者が普段Apple Watchで使う機能と比較しながらWatch Proの特徴をお伝えします。

朝起きたら睡眠記録をチェックできる

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上:Watch Pro 下:Apple Watch 右:CMF Watchアプリ内の画面

最近のスマートウォッチでは標準搭載が当たり前になってきた睡眠測定機能ですが、Watch Proでも使うことができます。Watch Pro本体では睡眠時間に加えて睡眠スコアを点数式で表示してくれます。また、アプリではレム睡眠や深い睡眠の時間帯などのこまかい睡眠データを見ることが可能です。

ワークアウトでは必要最低限の情報が見れる。110種類のスポーツモードにも対応しているけど…

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左:「CMF Watch」アプリ 右:「フィットネス」アプリ

こちらはWatch Pro、Apple Watchそれぞれでウォーキングのワークアウト後にCMF Watchアプリとフィットネスアプリで結果を開いた様子です。Watch Proはウォーキングをした経路やワークアウト中の心拍数のほか、歩数や消費カロリーなど必要最低限の情報をきちんと教えてくれました。

ちなみに、Watch Proのスポーツモード(Apple Watchでいうワークアウト)は110種類用意されていると聞いてたので購入後すぐにカヤックを試す機会があったので早速試そうと思ったところ、残念ながらカヤックの項目がなかったのは少し残念でした。

また、余談ですが個人的にはフェンシングのアイコンなのに剣道と記載されていたスポーツモードの存在が気になりました(小手を打たれたら一貫の終わりかと。)

通知もしっかり受け取れます

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スマートウォッチの強みともいえる通知の受け取りですが、Watch Proの通知表示はかなりシンプルです。たとえば、多くの人が利用している「LINE」アプリでメッセージを受け取った場合には、差出人とメッセージのみ表示されます。Watch Pro本体から返信することはできませんが、スマホ側に電話の着信があるとWatch Proで応答することも可能です。

Suicaやおサイフケータイには非対応

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上:Watch Pro 下:Apple Watch

Watch Proの1番の弱点は何?と聞かれたら僕はSuicaやクレカなどの電子マネーが使えないことを挙げます。ただ、この問題に関してはペアリングしたiPhoneまたはAndroidがおサイフ対応モデルであれば問題ないのかなって思います。

また、Watch Proを使って良かったところ、残念に感じたところも少しまとめてみました。

Watch Proの良かったところ

・本体が税込1万1,000円とお手頃価格なので、スマートウォッチデビューにもおすすめできる

・純正アプリだけで必要最低限の健康管理機能が使える(睡眠記録、ワークアウト、心拍数測定、血中酸素濃度測定、ストレス測定機能など)

・バッテリーは通常使用で約10日はもつため、スマートウォッチ=毎日充電という概念から解放される

・iPhoneとAndroid、どちらのスマートフォンでも接続して使える

・ドット表示の絵文字だったり、独特なデザインの文字盤は見ていてとても楽しい。

・シンプルかつロングバッテリーを搭載したスマートウォッチをお探しなら、Apple Watchからの乗り換えも十分アリかと

Watch Proの残念なところ

・Watch Pro本体に保存できる文字盤の数が少ない

・純正バンドがとても取り付けにくい

・日本上陸を果たすも在庫切れが続きなかなか手に入りくい

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iOS版「CMF Watch」アプリのホーム画面

これだけの機能が使えて税込1万1,000円で購入できるWatch Proは正直良い意味でバグってると思います。

AndroidだけでなくiPhoneと接続できるのもそうですし、スマートウォッチの最大の悩みともいえるバッテリーも筆者が使ってみた限りでは約10日間は充電なしで使うことができました。

Watch Proはまさしく「これでいいじゃなくて、これがいい。」といえるような完成度の高いスマートウォッチのように筆者は感じました。

Source: cmf

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