ロボット界の『トップガン』になれるか?
最近は自動運転で目的地まで勝手に飛ぶeVTOL(電動垂直離着陸)が作られていますが、韓国にて人間が操縦する航空機を飛ばせるロボットが開発されています。
記憶力に自信アリ
韓国科学技術院(KAIST)の「PIBOT」は、人型のヒューマノイド。身長は160cmで体重は65kgと人間の成人くらいのサイズ感です。
「PIBOT」は人の言葉で書かれたマニュアルを読んで航空機の操縦を方法を学習します。航空図も記憶できるので、どんな航空機でもスイッチひとつで操縦方法を切り替え、コックピットに座って世界中どこでも飛ばせるというんです。
操縦も計算もお任せあれ
言語理解はに、OpenAIのチャットボット「ChatGPT」などのAIが使われています。合成音声も理解し、副操縦士や管制塔と会話することも可能なんですって。
またリアルタイムで安全なルートを計算したり、人間よりも緊急事態への対応が素早くできるとのこと。電力が続く限り、疲れや眠気とは無縁です。
まだ訓練中だけどね
今はまだシミュレーションの段階で実機は飛ばせていませんが、近々実験を行なう予定とのこと。
将来は空以外でも自動車や船への応用も、また空軍で使われることも考慮して開発しています。
もしロボットが操縦できたら人件費も浮いてメリットたくさんですが…故障した時のコストはかなりかかるでしょうねぇ。既存の航空機を改造する必要はないものの、無人機を作るのとどっちがお得なんでしょうか?
かつて見たロボから6年
2017年の話ですが、KAISTが作った平昌五輪の聖火リレー用ロボは動きがゆったりしてチョイ頼りない印象でした。
開発期間が6年という「PIBOT」もまた、あまりに人型すぎてちょっと不安なような? 2026年が完成予定なので、続報を楽しみにしておきましょう。
Source: KAIST, YouTube, euronews.next via Futurism, NEW ATLAS