こちらは「かいサポ(お買いものサポーターチーム)」が編集・執筆した記事です。
腕時計には、リューズやボタンなど何かしらの出っ張りがあるもの…というのは、どうやら思い込みだったようです。クラウドファンディングサービス“Kickstarter”で、クリエイティブ・ウォッチ18点以上の出展実績のあるOVD Watchesの新作は、いささか挑戦的なプロダクト。タイムマシンから着想を得た「タイムトラベラー」がmachi-yaにてプロジェクトを展開しています。
今回、プロダクトをお借りしてその革新性に触れることに成功。リューズや針のない腕時計の魅力をご紹介していきます。
リューズや針はホントは不要?!
一般的な腕時計はもちろん、スマートウォッチにさえなんらかのボタンがあるものですが、「タイムトラベラー」のケース側面には出っ張りが1つも見当たりません。その外観は、まるで未来から来たガジェットよう。K1クリスタルガラスでできたカプセル状の風防の中には、精密部品で扱いにくい針の替わりに、円盤状のメーターが配されているのがわかります。
考えてみれば、リューズを使って時刻を調整する機会は滅多にありません。その割には腕につっかえて痛いといった弱点にもなるリューズをなくしたのは賢い判断かも。見た目もスッキリしていて、シンプルに時間が知れればOKという方には、「タイムトラベラー」が最適なんじゃないでしょうか。
そうはいっても、少なくとも最初の一度は時刻調整が要ります。そんなときのために、裏面中央には隠しボタンが備わっていました。
時刻を合わせるついでにタイムトラベル
時刻調整用の隠しボタンをピンなどで押すと、時針と分針に替わるメーターがグルグル回り出しました。このギミックは、漫画に出てくるタイムマシンそっくりです。メーターの回転を眺めているうちに、タイムトラベルしているような気分に。時刻調整の目的を忘れて見入ってしまいました。
時間を自由に行き来する腕時計
未来型の腕時計を装着すると、まるで時間を行き来する能力を手にしたような錯覚に。普段時間に縛られて生活しているのを客観視できる体験でした。
それにしても、時計の常識を疑いアンチテーゼを打ち出したOVD Watchesの実力には脱帽です。数々のプロダクトを開発し、腕時計の設計を追求し尽くしてきたからこそ生み出すことができた「タイムトラベラー」を、あなたのコレクションに加えてみてはいかがでしょう。
プロダクトのスペックなど、より詳しい情報が以下のWebページよりご覧いただけます。
>>タイムマシンをイメージして開発された”リューズの無い”腕時計『タイムトラベラー』
Photo: 山田洋路
Source: machi-ya