こうも暑いと犬が狂暴になるらしい…。米ハーバード大学が調査

つらいのは動物も一緒…?

毎年のように猛暑で地球が異常なことになっていると聞かされているように感じますが、とにかく今年もヤバいみたいです。

すっかり暑さに参ってしまいそうですが、どうやらそれは人間だけではなく、動物たちも同じなのかもしれません。

猛暑で犬が狂暴に?

ハーバード大学医学部の研究者チームは、2009年から10年間にわたって米国の主要都市で報告された「犬に噛まれた」という約7万件の事故報告を分析。そして先月、その結果が科学雑誌のNature(ネイチャー)の姉妹誌となる「Scientific Reports」に掲載されました。

同レポートによれば、事故が報告された日の気象データを比較したところ、UV(紫外線)の強かった日には、犬に噛まれる事故の報告件数が11%アップ。また、気温が高くなると4%アップしたほか、オゾン汚染のひどい日には3%アップしたとされています。

一方、PM2.5の汚染がひどくなっても、特に事故報告は増えなかったようです。

犬同士あるいは犬と人間との関係性は、暑くて紫外線が強く、また空気の汚れた日には、より敵対的なものになるとの結論になった。異常な暑熱や大気汚染がもたらす社会的な負荷は、動物の攻撃性というダメージも含んでいるようだ。

研究チームはこんなふうに調査をまとめています。

今回の調査では犬種や性別、噛みつかれた人間との関係性までは分析されておらず、単に統計的な研究レベルにとどまっています。しかし、似たような調査はほかでも報告されているらしく、そもそも人間も動物も猛暑のもとでは攻撃性が増すというデータや、大気汚染が感情にネガティブな影響をもたらすことを示したものなどが発表されてきました。

さらなる研究が進められていくようですが、この暑さは犬にも多大なインパクトを及ぼしているのかもしれませんね。

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