まず最初にお願いです。通称「ロケット荘」こと100万円で買った古民家は、文字通り弊社が買った “私有地” です。車のUターンをするくらいなら良いのですが、どうかガッツリと敷地内に入らないでください……。
というのも。
前回、Yoshio&亀ちゃんと古民家に行ったのが2023年の6月6日。その約3週間後の6月26日、神奈川県で29万5000円の社用車(軽バン)を買ってから、ふたたび埼玉某所の古民家に向かったYoshioと私(羽鳥)。
古民家に着いてまず私がやることは、複数台の監視カメラ(トレイルカメラ)に映った映像の確認作業だ。野生の動物などが映ってるかな〜と。
で、映像を確認していたところ……
まずは、Yoshio&亀ちゃんと一緒に作業した日(2023年の6月6日)の記録がある。
懐中電灯の検証をするため、日が暮れるまで待機していたら、思いのほか寒くなったので焚き火をした。
その4日後……
カメラマンさんらしき謎の男性と、1人の女性が……。
またその翌日……
長いカメラを持ったカメラマンさんらしき謎の女性と、2人の女性……が、何度も何度も写っていたのである。
あまり強くは言いたくないが、ここは弊社の敷地内(私有地)なので、どうか入らないようお願いします……m(_ _)m
ちなみにその4日後には──
鹿かな?
その翌日には……
1人で作業しにきたYoshioさんが。
なんでも、どこかの道の駅で「柿の苗」を買ったらしく、それを植えに来たとのこと。
また、前までの社用車「三菱ミニカ」に積まれていた荷物を、とりあえず古民家の内部に置きに来たとのことである。
その日の夜……
またも、鹿?
けっこうバッチリと写っている。
このあたりで、蜘蛛の巣も張られ始めていることがわかる。
その後も数日間、何度も鹿は遊びに来ていた。また、蜘蛛の巣も本格的に張られてしまった。
──と、その数日後!
2人のバイカーが敷地内に侵入してきているのが写っていた。
バイク大好きな私の見解で言うと、1人はホンダ・スペイシー。もう1人はホンダ・スーパーカブであると思われる。
繰り返し書くが、ここは我々が一生懸命、掃除をしたり、手入れをしたり、あるいはネタを仕込んでいることもある私有地であるので、どうか入らないようお願いします。m(_ _)m
んでもって、その翌日に……
我々(Yoshio&羽鳥)が、新しい社用車「日産クリッパーバン」でやってきた、というわけである。
ちなみに軒下にセットしているカメラには、
今回、初登場となるのは……
おそらく「コジュケイ」なる鳥! 詳しいサイト「国立環境研究所 侵入生物データベース」によると、どうも外来種(侵入生物)であるもよう。
それら写真&映像を確認しながら、「わずか20日の不在中に、いろんなことがあったんだなぁ……」と感慨深い気持ちになる私。そして、こうも思ったりしていた。
──もう少しカメラを増やしても良いかも知れない。
そんなことを考えながら、つい3週間前に掃き掃除しまくってキレイになった2階の様子を確認しに行ってみた。
すると──
え?
なにこれ!?
なにやら床が汚れている。
上を見ると……
天井が凹んでいる。
何が起きたのか、そして何が起きているのかは定かではないが、とにかく屋根裏で何かが起きた(侵入した?)のか、天井がズズッと沈み、天井裏の土埃が落ちてきていたのである。
ついでに、新聞紙もハミ出していたので引っこ抜くと、
「任天堂がセガに抜かれた」
時は1996年5月24日。まさに「ゲーセン全盛期」な時代であり、記事によると「ゲームセンターなどの娯楽施設向きの機器が好調だったセガが、初めて任天堂を売上高で抜いた」とある。
──その当時、私は、とある発売前のゲームソフトのテストプレイのバイトをしていた。とても暑い日、ドキドキしながらテクモまで行って仕事した。タイトルは『刻命館』(こくめいかん)。発売日は1996年7月26日だった。
どんなゲームなのかを一言でマイルドに表現するなら、奇しくも「館に来た侵入者と戦うゲーム」なのであるが、我々の古民家は刻命館ではないので、どうか無闇に侵入しないよう、重ね重ねお願いいたします……m(_ _)m
【つづく】
参考リンク:「刻命館」公式サイト、Wikipedia「刻命館」
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24