食べられるシャボン玉『食ボンだま』で遊んでみた! 最初は楽しかったはずが、とある事象で一気に冷めてしまった…

ロケットニュース24

子どもの頃に「食べ物で遊ぶな」と怒られた経験がある人は多いだろう。食事のマナーとして正しいし、箸だって使い方を誤れば怪我の原因になる。食べ物で遊ぶのは良くない。

ところが驚くべきことに、世の中には “遊ぶために作られたお菓子” というものが存在する。

今回ご紹介する食べられるシャボン玉も そのうちのひとつ。どんな味がするのかな? っていうか、そもそも上手く膨らむのかな……!?

・食べられるシャボン玉の思い出

実を言うと、食べられるしゃぼん玉で遊んだのは今回が初めてではない。

今から20年ほど前のこと。『バブルキャンディ』的なネーミングの食べられるシャボン玉が発売され、一大ブームを巻き起こした。幼少期の筆者も親にねだって買ってもらったものだ。

ただし当時は技術が追いついていなかったのか シャボン玉はたいして膨らまず、せいぜい直径1cmほどの泡が数個 飛ぶ程度。

それでもシャボン玉をめがけて口を開けて走り回る体験は革命的で、今でも忘れられない思い出のひとつである。きっと同世代(アラサーぐらいかな?)には、似た記憶を持つ方がたくさんいることだろう。


・食ボンだまで遊んでみた

時は流れ、2023年。筆者の手元には再び食べられるシャボン玉がある。

名前は『食ボンだま』。一回分の使い切りタイプで、価格は税込408円。消費税が0.8%だったことから 食品として売り出されていることがわかる。



開封すると、トレーと緑色のストロー、そしてシャボン液が入っていた。

ストローまで入っているのは非常に親切。コレさえ買えばすぐにでも遊べるってことだ。


さっそくトレーに液を流し入れて フゥーッと息を吹き込むと……

ウッ!

シャボン玉は割れ、顔にブドウの匂いの液体が飛び散ってきた。


液は水のようにシャバシャバで、筆者のように勢いよく息を吹き込んだら一瞬で割れてしまう。


今度は注意深くゆっくりと吹くと……

めちゃめちゃ大きくなった!

子どもの頃に遊んだ記憶と比較すると、10倍以上のビッグサイズである。


ストローを振ってシャボン玉を切り離し、


フワフワと宙に浮くシャボン玉を、


パクリ!

大きすぎて全部は入り切らなかったが、口の中に人工的なブドウの甘みが広がるのが感じられた。駄菓子みたいな味で、少し苦みもあるかな。


「美味しいか?」と聞かれると「ウゥ~ン……」という感じなのだが、シャボン玉を食べるっていう非日常感にテンションがブチ上がる

いつだったかシャボン玉にはしゃいで飛びつく犬の動画を見たことがあるが、気分的にはまさにあんな感じだ。

ただし2人以上で遊んだほうが面白いのは間違いない。自分が吹いたシャボン玉を追いかけて食べるのは忙しいし、なにより若干の虚しさを感じちゃうよね。



・夏の夕方は要注意

その後も膨らませては、パクッ!


膨らませては、パクッ!!

しばらく遊んでいたのだが、日が傾き始めると とあることに気が付いた。


シャボン液の周りにコバエのような羽虫が集まり、あろうことか中で死んでいるのである!

体に害はないと思うのだけど、なんとなく食べる気がなくなって捨ててしまった。

筆者が田舎に住んでいるということもあるかもしれないが、特に暑い季節の夕方は非常にコバエが多い。遊ぶなら虫が少ない日中。熱中症も怖いし、できれば涼しい朝イチに遊ぶのがおすすめだ!

執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.

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