ジャンボ〜! 今回もリクエストボックスに届いた質問に答えていくね。どんな質問が来たのかというと……
「最近髪が薄くなってきたのでネットで育毛について調べていると “黒人はハゲが少ない” といった情報を目にします。たしかに黒人で薄毛のイメージはあまりない気がします。遺伝もあると思うのですが何かケアとかしていますか?」
や、
「チャオスさんはじめまして。私の主人が今年45歳で髪の毛が薄くなってきたのを気にしています。日本ですと薄毛はどちらかというと人気がないようですがケニアではどうですか? また髪の毛にいいとされている食べ物などありましたら教えて下さい。よろしくお願いいたします!」
といった感じで、どちらもなかなか真剣な質問。よし、答えよう!
・「黒人はハゲが少ない?」は本当か?
まず、「黒人はハゲが少ない?」という質問に対しオレからの回答は、
本当だ(断言)
もう一度言う。「黒人にはハゲが少ないというのは本当」だ。
ケアについては後ほど述べるとして、まず、なぜ黒人にハゲが少ないのか、オレなりの持論を述べていきたい。(※あくまでチャオスの持論なのであしからず)
まず、ケニアでハゲの人が少ないのは、先祖代々伝わる遺伝かと思われる。我々は年上の親と同じ特徴を持つ可能性がある。そして、親たちはハゲていない。なのでハゲない。
もうひとつの理由は、ケニア人の男性は、オギャーと生まれて成長し、大人になるまで、ずーっと「髪を短く刈り込んでいる」。
長髪のケニア人男性は、皆無といっても良いほど、ほぼいない。
髪の毛は、切るたびに伸び続ける。短く切れば、伸びる。短く切れば、伸びる。短く切れば……とかやってたら、ハゲるヒマなんて無い。なので、ケニア人男性がハゲるのは逆に難しいとも言えるんだ。(※あくまでチャオスの持論なのであしからず)
最後の理由は、「髪を短く刈り込んでいる」どころの話ではなく、スキンヘッドの人も非常に多いから、「ハゲているのかどうかがわからない」というのもまた事実。いずれにしても、「ハゲ」という人は、あまり見ない。
・ケニア定番の「育毛グッズ」
ここでひとつ、ケニア人の「必勝アイテム」をご紹介しよう。男性のみならず、女性も使う「髪生えアイテム」が存在するのだ。それこそが──
「パンプキンシードオイル」
──である。
このパンプキンシードオイルは、別名「カボチャ種子油」とも呼ばれており、黒髪を早く伸ばすための最良の方法の1つとされている。
日本でも手に入ると思うので、ぜひとも「パンプキンシードオイル 薄毛」とかでググってみてくれ。(※実際に有名のようでした)
・チャオス流の薄毛対策
あと、オレなりの薄毛対策だけども、「バランスの取れた食事を食べること」も大切かと思う。そこにパンプキンシードオイルを入れても良いだろうし。
あとは「毎日たくさんの水を飲むこと」も薄毛対策になると信じている。
・ケニア人とパンプキンシードオイル
ちなみにケニアの女性は、週に1回髪の毛を洗うのが普通なのだが、髪の毛を洗ったあと、彼女らはサロン(美容室)に行き、髪の毛をストレートになるまで加熱し(ストレートパーマ?)、その後、髪の毛にパンプキンシードオイルを塗布したりもする。おそらく栄養が行き渡るからだ。
そしてパンプキンシードオイルを髪の毛に塗布した後、希望通りのヘアスタイルをリクエストして……みたいな感じで、ケニア人の髪の毛とパンプキンシードオイルは切っても切れぬ深い関係があったりするのだ。
・逆に、なぜハゲるのか?
「ハゲや薄毛の原因について」のオレの考えは、「多くの人はストレスを感じるとよく頭をかきむしるから」……だと思っている。(※あくまでチャオスの持論なのであしからず)
もうひとつは、不摂生な食生活と、慢性的なストレスが原因なのではないかと思っているよ。なのでストレスをためないように。
最後に、「日本ですと薄毛はどちらかというと人気がないようですがケニアではどうですか?」への回答だが、ケニアでもハゲは人気がない。
というより、ケニアでハゲは一般的ではなく、人気もクソもないというか。ごくごく一部の年寄りがハゲているだけで、オレくらいの年代の男がハゲているのは、あまり見たことがないかもなぁ。では、クワヘリ!
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.