ロシアで武装反乱を起こしたあと、暗殺されたのではと危惧されていたワグネル代表のプリゴジン氏が音声メッセージを公開しました。
【速報 JUST IN 】消息不明 ワグネルのプリゴジン氏 SNSで新たなメッセージ発表 #nhk_news https://t.co/hcNrBOHhDO
— NHKニュース (@nhk_news) June 26, 2023
「政権転覆の意図はなかった」などと主張する一方、自身の所在については明らかにしませんでした。
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「謀略によってワグネルは、7月1日に消滅しなければならなかった。戦闘員は誰も国防省との契約に同意しなかった。これまでの戦闘能力が完全に失われることを誰もが知っていたからだ」と述べました。ワグネルと国防省との契約関係がもつれていたようです。
プリゴジン氏が投稿「ワグネル7月1日消滅」 政権転覆の意図は否定 https://t.co/7LeE3V0uJw
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) June 26, 2023
プーチン大統領は、ワグネルの兵士には反乱を不問にする一方でプリゴジン氏に対しては暗殺指令を出したと報じられていました。
【海外報道】ワグネルトップに“暗殺指令”か…ワグネル兵士は不問にhttps://t.co/ZCYvN7gMSc
ロシアの独立系オンラインメディアは、ロシア軍の将校クラスから聞いた話だとして、プーチン氏は、ワグネル兵士に対しては反乱を不問に付すが、プリゴジン氏に対しては暗殺指令を出したと報じた。 pic.twitter.com/UHZ6aCpdnl
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 26, 2023
ただし、プリゴジン氏を生かしておくことでワグネルの部隊を制御できるようにしたのではないかという見方もあります。
「プリゴジン氏をすぐに殺害しても、長期的にみればプーチン氏に利益はない。そのためプリゴジン氏を生かしておくことで、良い代替案が出るまで、部隊を制御できるようにしたのではないか」と英キングスカレッジのマリナ・ミロン研究員。 https://t.co/rdUElepuTL pic.twitter.com/yuyVMzP59i
— ロイター (@ReutersJapan) June 26, 2023
プリゴジン氏の主張は現在も変わっていないようです。
プリゴジン、音声を出してきた。やはり主な動機は国防省との契約問題のもつれだったようだが、直接的にはロシア軍機から攻撃されたからだという主張は依然変えていない
— ИРО法人全裸中年男性理解促進センター (@OKB1917) June 26, 2023
ベラルーシ国営メディアは「ルカシェンコ大統領がロシアを救った」と伝えています。
ベラルーシ国営メディア「ルカシェンコはロシアを救った」
当然こう宣伝したいよなhttps://t.co/xbNdKYNY5M pic.twitter.com/q7VFhC4EDt
— キエ夫 (@Moskva_Daisuke1) June 26, 2023
プリゴジン氏はショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長を批判していましたが・・・。
プリゴージン、ショイグーとゲラシモフは幾多の露軍将兵を前線で無駄死にさせたことによる「露人民の大量殺戮」と露の領土を敵に引き渡した罪により調査されるべきだと露連邦捜査委員会に訴えたと主張https://t.co/vauPZ32p5Y
— 露探【円谷猪四郎】 (@karategin) June 23, 2023
ショイグ国防相はプーチン大統領の会議にいるところが確認されています。
ショイグーが御前会議にいる件 https://t.co/n9zvcul4GM
— 露探【円谷猪四郎】 (@karategin) June 26, 2023
ワグネルの反乱はロシア人にもどのような影響を与えるのでしょうか。
「ワグネル」の創設者プリゴジン氏による反乱は約24時間で収束した。
その一部始終を目撃したロシア人記者が一夜明けた25日、朝日新聞の取材に応じた。
記者が目にしたのは、故郷の街角で武器を構えて並ぶ戦闘員に向けて、住民たちが拍手を送る異様な姿だった。https://t.co/LfxICG9E65
— 朝日新聞国際報道部 (@asahi_kokusai) June 26, 2023
反乱には成果もあったという評価も見られます。
<ブリゴジンの反乱の成果>
■デタラメな戦争の根拠と多くの戦死者の存在が国民にバレたこと
■プーチン警護の自軍に対する脆弱性が自軍にバレたこと
■命のためなら手段を選ばず妥協するプーチンの意識が敵軍にバレたこと→NATOは、顕在化したプーチンの弱点を利用して、情報戦を仕掛けるはずです https://t.co/CJR4DvI4FP
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) June 26, 2023
プリゴジン氏は、反乱は「ワグネルの解体を防ぎ、関係者の責任を追及するため」で、撤退した理由は「ロシア兵の流血の事態を避けるため」だったと述べています。
プリゴジン氏の今後の動向が注目されます。