「そもそも、もう絶対的なエースではない」 登録抹消の判断に見る、巨人・菅野智之の現在地

J-CASTニュース

   巨人の菅野智之が2023年6月20日に登録抹消された。

   右肘の張りや首の寝違えなどで出遅れ、開幕からファームで2か月以上調整していたが、11日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)で復帰登板を果たし、5回4安打2失点で今季初勝利をマーク。18日の楽天戦(東京ドーム)では右足甲に打球が直撃するアクシデントに見舞われたが、6回3安打2失点の粘投。初黒星を喫したが、2試合登板で1勝1敗、防御率2.45と上々のスタートを切っていた。


  • 菅野智之(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

「今回の登録抹消を悲観する必要はないでしょう」

   菅野の離脱について、スポーツ紙デスクはこう語る。

「ケガは大事に至っていない。先発ローテーションの編成を考えた時に無理をする必要はありませんから。そもそも、菅野はもう絶対的なエースではない。力で圧倒する投球から、変化球を駆使する投球スタイルにモデルチェンジしている。1週間に一度の登板機会で試合を作ってくれれば十分です。万全なコンディションでないのに無理して長期離脱する方が、チームにとって痛手になる。今回の登録抹消を悲観する必要はないでしょう」

   最多勝3度、最優秀防御率4度獲得するなど球界のエースとして活躍してきたが、勤続疲労による衰えは否めない。昨年は2年ぶりの2ケタ勝利となる10勝をマークしたが、全盛期の投球には程遠かった。過去の栄光を求めるのは酷だ。モデルチェンジを図り、新たな姿を見せられるか。夏場には菅野の力が必要になる時が来る。百戦錬磨の右腕はチームにとって不可欠な存在だ。(中町顕吾)

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