DNSクエリでTCPを使うことが増えている? 6月23日開催の「DNS Summer Day 2023」で調査報告&考察 参加申し込み受付中、オンライン配信も~無料

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 6月23日、DNS(Domain Name System)に関する最新動向などの情報を共有するイベント「DNS Summer Day 2023」を日本DNSオペレーターズグループ(DNSOPS.JP)が開催する。オンライン配信およびリアル会場のハイブリッド開催となっており、参加費は無料。

 開催時間は10時~17時30分。オンライン配信はYouTube Liveで実施。リアル会場はTKPガーデンシティPREMIUM秋葉原(東京都千代田区外神田1-7-5)で、connpassにて参加申し込みを受け付けている。

 注目のセッションは、開会宣言に続いて10時10分から行われる「ChromeのTCPクエリ問題」(株式会社インターネットイニシアティブ 山口崇徳氏)および「ChromeはなぜTCPクエリを出したのか」(同 草場健氏)。今年になってTCPを使いDNSのクエリを送るクライアントが増えた件に関しての調査報告と考察を行うという。

 このほか、「合併でわかるドメイン名の管理者」(DNSOPS.JP 白井出氏)、「DNSアプリの機能比較 on Rocky8編」(NTTコミュニケーションズ株式会社 小坂良太氏)、「ランダムサブドメイン攻撃について」(GMOインターネットグループ株式会社 永井祐弥氏)などのセッションや、「DNS Abuseハンドリングブックに関するアップデート」(JPCERT/CC 中井尚子氏)、「tcp/53接続を舐めて痛い目にあった話」(株式会社大塚商会 髙野遼氏)といったライトニングトークなどが予定されている。

 DNSOPS.JPは、DNSの運用を通して社会基盤としてのインターネットの安定運用に寄与することを目的とした団体。DNSの運用に関し、参加者間の情報交換、共有、議論の場の提供、円滑な運用のための情報公開、国内外における関係各組織との連携に取り組んでいる。DNSに興味がある人であれば誰でも参加できる。

 DNSOPS.JPによると、DNSは多くの重要な役割を持つ、代替となるものがないインフラサービスとなっている一方で、DNSの運用については十分な関心が払われておらず、必要な予算や人材がきちんと割り当てられているとは言えない状況だという。こうした状況を踏まえ、DNSについて広く認知してもらうために、DNSの基本的な話から突っ込んだ話までカバーしたイベントとしてDNS Summer Dayを開催している。

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