先日ファミリーレストラン COCO’S を求めるがあまり、全く関係のない「COCO」のつく店をCOCO’Sと見間違えてぬか喜びしてしまった。恥ずかしい。
考えてみれば「COCO」のつく店は他にも結構ある。大変紛らわしいので第二第三のぬか喜びストが現れないよう区別しておきたい。
One more time, One more chance
先日訳あって都内各所のファミリーレストラン COCO’S を訪ね歩いていたのだが、健闘むなしくお目当てのCOCO’Sにたどり着くことはできなかった。
訪ね歩いていた理由は言ってしまえばいわゆるコラボ的なやつである。コラボメニューがどこも売り切れだったのだ。遺憾なのだ。へけ。
意気消沈したまま、そうはいっても仕方がないので次の予定に向かうべく歌舞伎町を歩いていたところ、ふと右手に見覚えのある「COCO」の文字が見えた。えっ歌舞伎町に?歌舞伎町のど真ん中にCOCO’Sが?
COCO’Sというファミレスは得てして割と大きめな道路に面していて、一定の敷地面積のあるところに生えがちである。いくら私が探しているとはいえ、こんなとこにあるはずもないのだ。分かってはいるのにそれでも少しだけ期待してしまった自分が恥ずかしい。
しかし、ふと考えてみれば名前に「COCO」がつくお店って他にもいくつか見た覚えがある。どこで見たんだっけ。
「COCO」は日常に潜んでいる
Google Mapなどでわわっと調べたところ、渋谷・新宿区近辺に限っても少なくとも20種類弱の「COCO」があるらしいことが分かった。思ったより多いぞ。例えば有名カレーチェーン「カレーハウスCoCo壱番屋」もその一つだ。
これだけ多いと別のCOCOと間違えてしまったり、私のようにぬか喜びをしてしまう人が続出しているに違いない。なんとか個々のCOCOに区別がつくようにしてあげたい。人はこれを親心と呼ぶ。もしくは余計なお世話だ。
調べてみたところいくつかのお店はCOCOの由来やそれにちなんだキャッチコピーが存在することが分かった。お店によってCOCOが何を指しているのかはまちまちだったのだ。
大きく3つのグループに分けて紹介しよう。
①:日本語の「ここ」
まずは日本語の「ここ」と関わりがあるパターンである。例えばセレクトショップ「CoCo JAPAN」の公式サイトには『新しい日本がココにある』、カフェ「coco de tea」には『あったらいいながココにある』という記載がある。なんというかド直球だ。好きです。
また公式からの直接のソースは見つからなかったが、「カレーハウスCoCo壱番屋」のCoCoも日本語の「ここ」由来であるらしい。気になる方はインターネットで検索してもらえると幸いだ。
②:海外由来の「COCO」
くくりが少しざっくりとしているが、次は店舗がそもそも海外発祥のパターンである。件の「COCO’S」やティーブランド「CoCo都可 (トカ)」は海外のブランドが日本展開を行った形となる。
ではその由来は……というとやや追いきれない部分があるが、例えばCoCo都可の海外サイトでは「CoCo found its core mission, ‘Consistency and Continuity’」という一節があった。直訳すると「一貫性と継続性」だろうか。もし由来だとするならばおそらくCOCO史上最もかっこいいCOCOだ。
③:韓国チキン「COCO」
そして調べていて最も困惑したのがこの「COCO」である。冒頭にあげた歌舞伎町の「COCO Chikin & Rib」もそうなのだが、妙に「ココチキン」と名乗る韓国チキン屋が多いのだ。高田馬場にある「COCO Chicken」に加え、「COCO Chicken 神田店(現在は閉店)」、さらに都内ではないが「KOKO Chicken」という店もあった。さらにさらに広げてしまうとアメリカにも「COCO deep fried Chicken」というブランドがあるようだ。
そして奇妙なことにこれらの店舗にはいまいち関連性が見つけられず、また韓国に「ココチキン」という名称のチキンがあるというわけでもなさそうなのだ。全くもって謎である。
その他のCOCOを学ぶ
上記3パターンに当てはまらないCOCOには一体どんなものがあるかというと、地域のカフェや飲食店などがそれにあたる。もうCOCO同士を見間違えないためにも、それら個々のCOCOについても知見を深めておくべきだろう。そう思ってCOCOを巡ってきたのでその中から少しだけピックアップして紹介させてほしい。