海外ネットで話題のラーメン屋に行ってみた!「これが6ドルはありえない」と言われるその真相

ロケットニュース24

来日するアメリカ人って大体ラーメン好きだよね。これまでアメリカ人に好きな日本食を聞いて、ラーメンが出なかった試しがない。100パーセントである。

海外ネットで、そんな日本のラーメン屋が話題になっているのを見かけた。私(中澤)は知らなかったのだが、全国に何店舗もあるらしい。奇跡的に職場の近所にもあったので行ってみたぞ。

・ラーメン食べないけど行こうと思った理由

そもそも、私はラーメンをあまり食べない。これはなぜかと言うと、20代の頃ラーメン好きの友達がオススメしてくるのが家系ラーメンだったからだ。味というより、あのギトギトした濃厚スープに口まわりが汚れる感じが好きではない

じゃあ、なぜ今回行ってみたのかと言うと、話題のラーメン屋は醤油ベースのサラッとしたスープだったから。これならそば党の私でも大丈夫。もともと、町中華の醤油ラーメンは好きだし。

・気配り

そんな店の名前は「ラーメン大戦争」。海外ネットの声によると「人類みな麺類」の姉妹店なのだという。いや、どっちも知らんが。本当よく知ってるなあ海外ニキは。

西新宿店に行ったところ、こだわりのラーメン屋にありがちな濃縮された汚さはなく、どちらかと言うと綺麗サッパリした店構え。店頭には英語でも説明が書かれており、外国人に対する気配りを感じた。

床がつるつるということもない。カウンター席も余裕を持って食べられるくらい広い。嘘だろ? ラーメン屋なのに入りやすい


・メニュー名

まあ、そもそもラーメン屋が汚いというのが偏見なのだとは思うが、ラーメンマニアでない者にとっては気になるところなのでお許しいただけると幸いだ。さて置き、一風変わっているのはメニューである。

「ピストル(税込み930円)」「平和(税込み930円)」などメニュー名が意味不明なことになっているのだ。歯に衣着せずに言うなら中二病くさい。「錆びた刃(税込み936円)」とか「自由(税込み980円)」とか『進撃の巨人』かよ。

・カリフォルニアだったら25ドル

まあ、『進撃の巨人』は海外でも大人気だしな。こういうところも海外ニキの心に刺さるのかもしれない。ちなみに、話題になっていたのはピストルで、これは関西だし醤油ラーメン

店員さんに聞いたところ、麺大盛無料でチャーシューも5枚までトッピング無料なのだとか。それだけでも「これが6ドルはありえない」「カリフォルニアだったら25ドルはする」との声があがっているが、西新宿店には限定メニューがある。

・せっかくなので

それが「絶品特製ねぎ&トロッとロング煮豚ピストル(煮卵ハーフ付き)」だ。盛り盛りなだけあり税込み1463円するが、せっかく西新宿店に来ているため、こちらを注文してみたところ……


祭りや

通常ピストルの丼のフチを埋め尽くすチャーシューに加え、デカイ煮豚2枚まで。ローストポークっぽい感じのフチのチャーシューは薄切りでさっぱりしている。一方で、煮豚は厚切りでトロけて口の中に豚の旨みを振りまく。ただ単に肉盛り盛りなだけではなく、味の違いが演出されているところが手が込んでいるように感じた。



・気になった点

つゆも醤油ベースだけあってさっぱりしているが、甘めのコクがあり、口当たりが優しい割に深みはちゃんとあるところが非常に良い。一点、気になったのはだ。

おそらく、これもこの店のこだわりなのだろうが、麺が一般的なラーメンのモチモチした感じというより、パツパツしている。例えるなら、スパゲティーの方が近いかもしれない

スープとは馴染んでいるため個人的には普通にウマイと思うのだが、この麺の食感は個性的と言える。好き嫌いが分かれそうだ

・現場で感じたこと

ただ逆に言うと、この麺じゃないとダメという人もいるだろう。そういった好みを別にして考えると、ここだけの味の個性もあってラーメンとしては優れているように感じた。素人意見ですが。

なお、食べ終わった後に気づいたのだが、実はこの店はフジテレビの『VS魂』でも紹介されたらしい。日本でもすでに話題の店だったようだ。海外価格に比べて安いだけではなく、日本人のコスパ感覚でも安く感じたこの店。言葉の壁を超えるのもさもありなんである。

参考リンク:ラーメン大戦争
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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