つい先日、群馬の高崎駅構内にある土産店「群馬いろは」でユニークなグンマースイーツを発見した。かわいらしい玉手箱(パッケージ)の中には、群馬名産である「こんにゃく」を使った風船型のゼリーが入っている模様。
どうやら風船を突っついて割ると、中からプルンプルンのこんにゃくゼリーが現れるらしい。さすが、こんにゃく芋の生産量が全国第1位の群馬……なかなかおもしろいスイーツを開発したものである。とりあえずこれは味わっておかねばなるまい。
・玉手箱を開けてみる
というわけで購入してきたのが『てんぐの玉手箱(税込1230円)』。パッケージの木箱は小物入れとして使えそうなくらいステキだ。一見なにが入っているのかわからないような不思議さも漂っていてナイス。
さっそく開封してみたら……なんと中から白い煙がッ──と、「浦島太郎の玉手箱」みたいにはならなかったが、ピンポン玉サイズの風船ゼリーが4つ入っていたぞ。
同封の説明書によれば、風船ゼリーは冷やしたあとに割るとプルンプルンの食感を楽しめるとのこと。いますぐにでも食べたいところだが、とりあえず冷蔵庫にブチ込んでしばらく待つとしよう。
・突っついて割るおもしろさ
ひんやりと冷たくなってきたので皿の上にすべて並べてみた。コロンとしていてカワイイし、ひとつひとつの色合いがとてもキレイ。味は全部で4種類。
「ブルーベリー」、「みかん」、「りんご」、「いちご」となっている。フレッシュな香りがフワリと漂ってきて食欲アップ!
それではいただくとしよう。こちらはいちご味のようだが、いかにもこんにゃくって感じの色合い。黒っぽいツブツブの再現度にも驚きだ。
風船ゼリーを小皿にのせたら付属の串で突き刺して割るみたい……ちょっとドキドキしてきたぞ。よーし、ググッと力を入れて押し込めば……
プルンプルンのゼリーが爆誕!
た、楽しいィィイイー!!!
みずみずしくてハンパない弾力。思わず串でツンツンしたくなってしまう。割ってみると中身は意外にもボリューミー。ひと口では丸ごと頬張れないほどの大きさだ。
試しにかじってみたところ、予想どおり食感が最ッ高。ボヨンボヨンと口の中で肉厚こんにゃくゼリーが踊りまくるッ!
いちごの風味がふわっと広がってこれまたウマい。酸味は控えめでマッタリとした甘さが印象的。ツブツブ(果実)の歯ごたえがリアルで本物のいちごを食べているように感じる。
ちなみに、この味には「やよいひめ」という群馬のいちごブランドが使われているそうだ。残り3つのゼリーにも群馬が誇るフルーツ銘柄をふんだんに取り入れているとのこと。
それぞれをじっくりと味わってみると、たしかにどれも風味が強く新鮮でおいしかった。
ひと箱に風船ゼリーが4つ入って1230円……単純計算でひとつ300円くらいか。少しばかり値段が高いような気もするが、それだけ素材にこだわって丁寧に作られているのだろう。
味もさることながら風船割りのドキドキ感も楽しめる『てんぐの玉手箱』。製造元である「こんにゃく工房 迦しょう」のオンラインショップでも購入できるみたいなので、気になった人はぜひチェックしてみてくれ。
・今回ご紹介したお店の詳細データ
店名 群馬いろは
住所 群馬県高崎市八島町222番地(JR高崎駅東口 イーサイト高崎 2F)
時間 9:00〜20:30(月曜〜土曜) / 9:00〜20:00(日曜・祝日)
休日 不定休
参考リンク:こんにゃく工房 迦しょう
執筆:古沢崇道
Photo:RocketNews24.