一時は “スシロー独走状態” と言っても過言ではなかった回転寿司業界。しょう油ペロペロを筆頭に、ここ1年くらいは何かと世間を騒がせているが、個人的に「実はスシローに最も肉薄しているのでは?」と思っているのが『はま寿司』である。
はま寿司の店員さんが普段から食べているメニューなら、高確率でウマいハズ……。というわけで、店員さんに「自腹でも食べるくらいオススメのメニュー」を教えてもらうこの企画『店員さんの自腹レコメンド』の第12回は「はま寿司」が登場だ。
・店員さんに聞いてみよう
まずは本企画の概要を説明しておきたい。『店員さんの自腹レコメンド』はその店で働く店員さんに「自腹でも食べるくらいオススメのメニュー」を教えてもらうガチ企画である。許可取り等はしていないため、運任せ要素が非常に大きいことが特徴だ。
さて、みなさんは『はま寿司』にどんなイメージをお持ちだろうか? ほぼ利用していない方は「スシローほどではないんでしょ~?」なんて思っているかもしれないが、それは大間違い。寿司のクオリティに関しては “ほぼスシロー” と申し上げていいだろう(ポテトとまぐろはスシローかな~?)。
とはいえ、ロケーション的な関係で私自身もスシローで食事をする頻度の方が圧倒的に高く、はま寿司を知り尽くしているとは言い難い。その分、店員さんがオススメしてくれるメニューに期待大である。
で、最寄りのはま寿司で「自腹で食べてるメニュー」を教えてくれたのは20代の男性店員さん。趣旨を一瞬で理解し、フェア商品などを一切混ぜ込んでこなかったことは好印象だ。なお、価格は都市型店舗のものを記載しているぞ。
・とろびんちょうレアステーキ(121円)
「1番食べます、ほぼ毎回食べます」と教えてくれたのがこちらのネタ。そしてこれが激ウマ! 香ばしさがハンパなく、脂ののりも申し分なし!! びんちょうマグロはやや脂が少ないと思っていたが、このネタだと絶妙な脂が楽しめる。今度から絶対に頼む。マジでウマい。
・特製漬けまぐろ(121円)
漬けまぐろは「普通のまぐろよりこっちを食べます」とのこと。ノーマルのまぐろでは味わえないサクサクっとした歯触りと、ねっとりとした食感がウマかった。余裕でレギュラーを狙える逸材である。
・活〆まだい(187円)
「はま寿司 = まだい」と言っていいほど、はま寿司の活〆まだいはクオリティが高い。今回教えてもらった中では唯一の187円皿であったが、それも納得のウマさである。「活〆まだいを食べないなら はま寿司に行く意味がない」とさえ個人的には考えている次第だ。
・豚塩カルビ(121円)
肉寿司のカテゴリーから選ばれたのが「豚塩カルビ」である。どれだけ脂のリがいい魚であろうとも、豚バラの前では霞んでしまう。口に含んだ瞬間のインパクトは絶大で、思考と関係なく「ウマい」と思わせる圧倒的なパワーに満ち溢れていた。
・いか天ガーリックマヨ(121円)
ドラフト1位は「とろびんちょうレアステーキ」であったが、その次に教えてくれたのが意外にも「いか天ガーリックマヨ」であった。イカのシコシコとした歯触りと、ガーリックマヨのインパクトはかなりの破壊力。普通のイカよりも気に入った。
・から揚げ 2個(198円)
寿司ネタ以外でオススメしてくれたのが「から揚げ」である。はま寿司のから揚げは通常4個入りだが、2個セットが用意されているのはお一人様だとポイントが高い。もちろん揚げたてサクサクのから揚げは文句なしのウマさであった。
・とろびんちょうレアステーキに感動した
当然と言えば当然であるが、20代の男性店員さんらしく「こってり系」が非常に多かったのが特徴だ。特に「とろびんちょうレアステーキ」は「活〆まだい」と並ぶ はま寿司のエースネタとなり得る存在であろう。というか、知らなきゃ損である。
とにもかくにも「はま寿司では とろびんちょうレアステーキと活〆まだい」「はま寿司では とろびんちょうレアステーキと活〆まだい」とご記憶いただきたい。やはりスシローに肉薄しているのは はま寿司……と確信した、第12回の「店員さんの自腹レコメンド」であった。