あなたは自信をもって「経済の話ができる」と言えるだろうか? 日々のニュースをチェックしていれば、世の中の動きや出来事をある程度は把握できる。しかし、そこに至る根本的な原因を理解しているかと言われると、ちょっと怪しいという人は多いかもしれない。
そんな、あやふやな経済知識をしっかり腹落ちさせてくれるのが本書だ。本書は、累計50万部の人気シリーズ「サクッとわかるビジネス教養」の一作であり、イラストや図解とともに経済学をやさしく解説してくれる。経済学に苦手意識を持っている人にうってつけの1冊だ。
かといって、初心者向けというわけでもない。本書の監修は、公共経済学の第一人者である東京大学名誉教授の井掘利宏氏が担当しており、一歩踏み込んだ内容になっている。
本要約でもいくつか紹介しているが、オイルショックや米国のTPP離脱など、実際に起こった出来事を数多く事例として取り上げている。経済の仕組みが世の中に与える影響を実感できるはずだ。
生活していく上で、誰もが経済と無関係ではいられない。それなら経済を理解し、味方につけたほうがいいだろう。特にここ数年、毎日のようにコロナ禍の影響や不安定な世界情勢が報道されており、経済に危機感を持っている人も少なくないと思う。
本書を読むだけで、経済に関わるニュースの見え方が変わってくる。今まで苦手意識を持っていた人でも、経済にがぜん興味が湧いてくるだろう。
今回ご紹介した「サクッとわかるビジネス教養 経済学」の要約記事はこちら。この記事は、ビジネスパーソンのスキルや知識アップに役立つ“今読むべき本”を厳選し、要約してアプリやネットで伝える「flier(フライヤー)」からの転載になります。