NASAが協力する汎用人型ロボット「Apollo」–2024年の出荷を目指す

CNET Japan

 過去数年間で人型ロボットの開発は大きく前進している。Teslaの最高経営責任者(CEO)Elon Musk氏は2022年に「Optimus」を発表し、Boston Dynamicsは数カ月おきに「Atlas」ロボットに新しいスキルを追加している。3月にはテキサス州に拠点を置く新興企業Apptronikが大規模イベントSouth by Southwestで、汎用人型ロボットを一部のグループを対象に公開する予定だ。

火星ミッションのイラスト
提供:Apptronik

 Apptronikは最新型のロボットに「Apollo」という名を付けた。商用利用に向けて米航空宇宙局(NASA)と協力していることが理由の1つだ。Apolloを宇宙空間に送る計画ではないが、将来ロボットによる宇宙探索の可能性に向けてNASAは人型ロボットの開発を積極的に進めたい思惑がある。Apolloの公式画像は公開されていないが、Apptronikは最終的にApollo開発につながったプロトタイプ型ロボットの動画を複数公開している。

 同社CEOのJeff Cardenas氏は米CNETに対し、「Apolloはわれわれがずっと作りたいと思っていたロボットだ」と語り、「われわれは、すべてを人間の形状に合わせて設計した。人間と同じサイズで、人間が使うものと同じ道具を使えて、同じ場所に立てるロボットを作ることは非常に有用だ」とした。

Apptronikの「QDH(Quick Development Humanoid)」ロボット
Apptronikの「QDH(Quick Development Humanoid)」ロボット
提供:Apptronik

 同氏によると、ApptronikはApolloを公に発表し、2023年内に予約受付を開始する予定だという。2024年に最初の出荷を迎える見込みだ。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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