茂木健一郎氏、オリラジ中田&ウーマン村本のような人が増えれば「日本は変わる」 お笑い界を痛烈批判も…2人は支持

J-CASTニュース

   お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」中田敦彦さんが、「ダウンタウン」松本人志さんに批判的な指摘をした騒動をめぐり、脳科学者の茂木健一郎氏が2023年6月9日にツイッターで再度言及した。


  • 茂木健一郎氏(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

「現状では、あっちゃんとかむらもとばかり目立って、あとは模様眺め、ビビリの羊の群れしかいない」

   中田さんは5月29日に公開した動画で、「全部のジャンルの審査委員長が松本人志さんっていうとんでもない状況なんですね」と指摘。松本さんに向け「審査員ちょっと何個かやめてくれないですか?」などと提言していた。

   茂木氏は同日、ツイッターを更新し「中田敦彦さんが、松本人志さんを批判されていて、とても偉いと思う。そういうメタ認知がなかったら日本の『お笑い』は発展しない」と中田さんを称賛した。

   「お笑いが中心にある日本のテレビの『文化』は完全に終わっていて、ぼくは全く興味がありません」とも述べていた。

   茂木氏は9日、再度この騒動に言及し中田さんの行動を支持すると強調した。

「オリラジの中田敦彦さんとか、ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんとか、そういう人が数千人単位で普通にいるようになれば日本は変わると思う。現状では、あっちゃんとかむらもとばかり目立って、あとは模様眺め、ビビリの羊の群れしかいない。そしてメディアは『羊たちの沈黙』の側にいる」

   続けて日本のお笑いについての持論を述べ、厳しく批判した。

「日本のお笑いは、自分たちで運命を決める人のコメディになっていない。国家のこととも、自分の人生の選択も、誰かに枠組みを決めてもらって、その中で盆栽コミュニケーションをする人たちの空気読み合いお笑いショーでしかない。だからスパイスが足りないし、味にキックがない」

   茂木氏はさまざまな政治問題について「こういうことはすべてコメディの対象になる」とした上で、日本のお笑いが遅れていると主張している。

「日本の羊たちの群れの『お笑い』にはそんなスパイスもなく、相変わらず同人誌的で、忖度が細かすぎてマニアどうししかわからないお笑いをやっている。特異点である安村さんの活躍で日本のお笑いはすごいとかイキっても仕方がない」

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