AIが学生の就職観や志望先に影響。就活へ活用する学生も。マイナビ調べ

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「先進的なAI技術などの新しいテクノロジーの登場によって、就職観や志望業種・志望職種・志望企業などに影響を受けたことはあるか」に対する回答

 株式会社マイナビは、2024年卒業予定の全国の大学生および大学院生を対象とした「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(5月)」の結果を発表した。調査はマイナビ2024会員に対するWebアンケート形式で、5月25日~5月31日の期間行なわれ、有効回答数は5,062名。

 この中ではAI技術に関しても調査をしており、AI技術などの登場が就職観や志望先に影響を与えたか聞いたところ、「影響を受けたことはない」が43.6%となる一方、「影響を受けたことがある」は15.3%となった。後者の回答をした学生からは、企業を選ぶ際にITの活用やDX化を意識したり、逆にAIではできないような対人ならではの仕事をしたいと考えるようになった、といった声もあったという。

「対話形式で生成系AIが質問に答えるサービスの利用経験」に対する回答

「生成系AIによるチャットサービスを就職活動で活用することについての考え」に対する回答(サービスを知らない学生は除く)

 また、ChatGPTなどの生成系AIによるチャットサービスを利用したことがあるかどうか聞いたところ、利用したことがあるが39.2%となった。さらに、就職活動の場面で利用していると答えたのは18.4%となった。

 加えて、同様のチャットサービスを知っていると答えた学生に対し、就職活動に活用したいかについて聞いたところ、「使いたい」は34.8%、「使いたいと思わない」は37.8%となった。前者からは、文章の推敲や文字数の調整、面接で聞かれそうな質問の想定など、補助的な活用例が挙げられた一方、後者からは自分らしさが表現できず、差別化ができないといった回答が寄せられた。

 同社では、就職活動に生成系AIによるチャットサービスを利用したいと考える学生が3割程度いる一方で、使いたいと思わない、分からないといった学生も同程度おり、意見が分かれているようだとした上で、利用に際してはAIの特性を理解し、ツールとして上手く活用するためのリテラシーが重要だとしている。

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