女子プロレス・スターダム、性的目的の写真投稿に注意喚起 「選手の尊厳傷つける性的ハラスメント」

J-CASTニュース

   ブシロードファイト(東京都中野区)は2023年6月6日、女子プロレス「スターダム」所属選手の写真を性的な目的でSNSなどに掲載しないよう呼びかけた。

  • 女子プロレス「スターダム」公式ツイッターより

    女子プロレス「スターダム」公式ツイッターより

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「選手の下半身を執拗に撮影した写真など」

   「弊社所属の性的目的画像投稿等に関するお願い」と題した発表で、選手の下半身を執拗に撮影した写真など、所属選手を撮影した写真が性的な目的でSNSやウェブに掲載されていると明かした。

「こうした写真の撮影・投稿・掲載は、何よりも集中して試合に打ち込む選手の尊厳を傷づける性的なハラスメントといえる行為であり、さらには『スターダム』を真剣に応援いただいている多くのファン、家族、関係者を傷つける行為です」

   選手の名誉や尊厳を傷つける投稿や掲載は選手に対する名誉毀損を構成しうるとしている。また、盗撮行為は迷惑防止条例で処罰される可能性があると訴える。選手が安心して試合や練習に打ち込めるよう、このような写真画像の撮影、投稿、掲載はしないよう呼びかけた。

   アスリートへの写真・動画による性的ハラスメントをめぐっては、東京オリンピック・パラリンピックでも問題視された。20年11月には、日本オリンピック委員会(JOC)らスポーツ関係団体が、防止のための取り組みを発表している。

   
今月5日には女子プロレス団体「ワールド女子プロレス・ディアナ」が、女子プロレス選手へのハラスメント行為防止活動を始めると発表した。選手は「著しい精神的苦痛」を受けているとして、悪質で執拗なハラスメント行為や名誉毀損が続いた場合には、民事裁判や刑事告訴も検討するなどとしている。

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