あの数cmがもったいないから…。
日本の子供のほとんどは、小学校では鉛筆を使うよう指導されていると思います。結構な筆圧でガリガリ書いて毎日削るので、割と早い段階で短くチビってくるんですよね。
だいたい残り2~3cmくらいで持てなくなってしまうので、ここでお役御免になってしまいます。
将来的には食べられる鉛筆
「芽が出る鉛筆」は、お尻の部分のカプセルにハーブの種が入っているので、捨て時になったら鉢植えに挿して第2の人生(鉛筆生?)を歩んでもらうよう作られています。
種子はバジル、タイム、セージ、コリアンダー、チア、欧州トウヒ、ひまわり、勿忘草、ワイルドフラワーと、料理に使えるものばかり。
収穫できる頃には「自分の勉強が身(実)になったんだな」と噛み締め、これまでの努力を文字通り味わうことができます。
MITの学生が考えた
芯材は粘土とグラファイトが原料で鉛を使っておらず、カプセル部分は植物由来の樹皮セルロース製なので安心です。
2012年にMIT(マサチューセッツ工科大学)の学生3人の手で開発され、デンマークにあるスプラウト社が商品化し、今では世界80カ国以上で約3000万本以上が販売されているんですって。
学力もハーブも成長を楽しもう
長い間使い続けてきた鉛筆なので愛着もあるでしょうし、環境について考えることも、おいしく食べることもできていいことだらけですね。
濃さはHBで、1本550円。バジル、ひまわり、勿忘草の種が入った3本セットが1,540円というのもあります。大人もビジネスで使って、職場で話のタネにしてみてはどうでしょう?
Source: Twitter, TSUKU TSUKU Inc. via MdN DESIGN INTERACTIVE