InstaVRは6月2日、商工組合中央金庫が組成するシンジケートローンを活用し、総額10億円のコミットメントライン(融資枠)を確保したと発表した。
InstaVRは、日本発のグローバルVRプラットフォーム「InstaVR」を提供。VR(Virtual Reality:仮想現実)の事業活用を推進しており、日本ではイオンリテールやファミリーマートで活用されているほか、米国政府機関を含み世界140カ国、5万社に採用されているという。
2018年6月に発表した第三者割当増資(シリーズB)による資金調達以降、2022年5月までに第三者割当増資および、融資により総額7.2億円を調達。今回、商工組合中央金庫のシンジケートローンで確保した総額10億円により、累計資金調達額は24.5億円を突破したとしている。
なお、今回調達した資金は、VR人財育成ソリューション「InstaVRエンタープライズ」の導入推進に活用するとしている。
商工組合中央金庫は、革新的な製品、サービスで社会課題を解決するスタートアップ企業について、関係機関と連携しながら積極的にサポートしている。
商工組合中央金庫が組成するシンジケートローンでは、商工組合中央金庫がアレンジャーを務め、地域金融機関である北日本銀行および、東日本銀行が参加。スタートアップ企業に対するシンジケート形式のコミットメントライン(融資枠)の提供は、商工組合中央金庫として初の取り組みになるという。