2023年6月2日──。もしかしたらこの日は100年後くらいに「ミスド革命の日」と呼ばれているかもしれない。何の話かというと、この日に発売されたミスドの新作『ザクもっちリング』が本当の本ッッッ当にすごいのだ。
『ザクもっちリング』は日本だけにとどまらず、世界のドーナツ史すら変えかねない超革命家。「甘いのはちょっとなぁ」「ドーナツは太るから……」とか言ってる場合じゃねえ! ザクもっちリング……それは天才による世紀の発明品である。
・1つのドーナツで2つ味
まずは『ザクもっちリング』の概要を説明しておこう。ザクもっちリングは、1つのドーナツで2種類の味が楽しめる新感覚ドーナツのこと。ドーナツに後からソースを注入することで、例えば「ビーフシチュー & ポテト」といった味を再現している。
また商品名の “ザクもっち” は、湯種製法を用いたことで「もっちり食感」を、さらにパン粉を付けてフライすることで「ザクザク食感」を実現。平たく言えば「もっちり系のカレーパンの生地」をイメージすると近いハズだ。
1つのドーナツで2つの味を再現するとか天才かよ! チョコファッションの「チョコの部分」と「チョコがかかってない部分」とはワケがちげえ!! これは食べてみるしかあるまい。
・味は3種類
というわけで、ザクもっちリング発売初日のミスドへ急行! 味は「ビーフシチュー & ポテト」「スパイシーミート & ポテト」「あずき & ホイップ」の3種類がラインナップされ、価格はそれぞれテイクアウトが270円、イートインが275円となっている。
で、まずは2つに割ってみると……ほら。「ビーフシチュー & ポテト」は片方にビーフシチューが、もう片方にはポテトが入っていた。事前に聞いていた話と全く同じ、完璧すぎる仕事である。
んでもって、味も非常にヨロシ! まずはなんと言っても、ちゃんと “ザクもっち” してるところが大変すばらしい!! パン粉のザクザク感とむっちりとした生地のコンビネーションは最高で、むしろ具無しで食べてみたいほど、揚げパンとしての完成度が高かった。
各種具材との相性も良好で、意外にも……と言っては失礼だが「ポテト」がかなりウマい。味付けもさることながら、具材はソースの役割りも果たしており “なめらかさ” を演出している。甘いのもしょっぱいのも、どれも文句なしの完成度だ。
・天才だろ
これまでのドーナツは、揚げてから外側に味付けするスタイルがスタンダードで、注入式も「味が混ざる」という欠点があった。……が『ザクもっちリング』はドーナツの形状を利用し、2つの味を実現させている。これは本当にすごい、考えた人は天才としか思えない。
つまり『ザクもっちリング』は中身を変えることで全くの別メニューへと生まれ変わるため、無限の可能性を秘めているというワケ。味ではなく土台を作り上げたミスド、マジでよくやった。日本だけじゃなく海外でも売って大儲けしろ。
とにもかくにも、ミスドの新商品『ザクもっちリング』は革命的なドーナツなので、とりあえず1つでいいので召し上がってみていただきたい。ザクもっちリングを考えた人、本当にありがとうございます。ミスドの社長、考えた人にめっちゃボーナスをあげてください。